PHOTO YODOBASHI

Canon FISH-EYE LENS FD15mm F2.8 + KIPON FD-N/Z + Z 7

フィッシュアイレンズ(魚眼レンズ)の定義は対角線画角が180度以上あるということ。イメージサークル(レンズを通った光が結像する円形の範囲)の大きさによって、イメージサークルが小さいため丸く写る「円周魚眼レンズ」とセンサー全体をカバーする「対角線魚眼レンズ」があります。そして、フィッシュアイの一番大きな特徴は画面が極端に歪曲して写ることです。

Canon FISH-EYE LENS FD15mm F2.8は1973年に発売された対角線魚眼。よく写るとか、ボケが綺麗ねとか、色が抜けてるねというような性能の話はさておき、ファインダーを覗いているだけで楽しいレンズでした。ほとんどのレンズはファインダーを覗く前に「こんな風に見えるな」というのが想像できるのですが、このレンズはしばらく使った後でも全く読めませんでした。歪曲が曲者で、ほんの少しカメラの振りを変えただけでガラッと雰囲気が変わり戸惑ってしまいます。まあそこが面白いと考えれば古いフィッシュアイレンズは安く流通しているので、一本あってもいいのではないでしょうか。外観写真の見慣れないアルファベットは、デジタルになってまずもう使わないと思いますが、古いフィッシュアイレンズはフィルターを内蔵しているものが多く、このレンズもSKY(スカイライト)、Y3(イエロー)、O(オレンジ)、R(レッド)が内蔵されています。(A.Inden)

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( 2019.04.24 )

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