PHOTO YODOBASHI

LEITZ SUMMICRON-M 90mm F2 + SHOTEN LM-NZ + Z 7

数多くのモデルがあるズミクロン90mmの中でも非球面化とAPO化される前の、ライカレンズの歴史からみれば比較的新しい世代のレンズです。こちらは1987年製とのことなので、32年前に作られたモデルとなります。M型ライカにマウントすると少々大きなレンズではありますが、Z 7にマウントしたときのバランスはむしろ良好。また現行のZマウントレンズがどれも大柄ですから、本レンズをカメラと合わせても純正レンズ以上にコンパクトとなり、ちょっと持ち出すのにもよさそうです。90mmのF2といえば、口径のそこそこ大きな中望遠レンズですから、Z 7の見えのいいEVFにより、レンジファインダーよりもピントをしっかりと追い込みやすいです。

中望遠レンズは、標準域とは異なる画角で目の前の日常をシンプルに切り出すことができます。そして、ボケ量もそこそこあり、前ボケも積極的に使えます。ピントのキレも十分なもの。球面レンズらしいなだらかなボケにも好感が持てます。造りもたいへんよいのですが、あまり人気がないせいか、標準域や広角域のライカレンズに比べるとずいぶんとお手頃でもあります。(Naz)

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( 2019.04.10 )

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ライカMマウント用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター