PHOTO YODOBASHI

Leitz Summarit 5cm F1.5 + SHOTEN LM-NZ + Z 7

現在のSummaritはF2.4またはF2.5という明るさのレンズに紐づけられた名前となっていますが、元々はF1.5という大口径レンズにつけられた名前でした。1936年にツァイスのSonnar 5cm F1.5に対抗するため、シュナイダーの技術を用いて生み出されたXenonから13年、1949年になってライツオリジナルとしてようやく誕生したのが本レンズとなります。当初はスクリューマウントのみでしたが、1954年にはMマウント化され、その後のSummiluxへと繫がっていきます。製造本数が6万本を超えるため比較的入手しやすい価格のオールドレンズです。今回の撮影では1957年製のMマウント版を使用しました。開放では線が細く柔らかい描写で、光線状況によっては頻繁に姿を現すフレアによって、球面のSummilux35にも似たふわっとした描写が特徴です。一方で、F2.8まで絞るとキリッとした描写へと変わっていきます。ボケ味は現代レンズのようなスッキリとしたものではありませんが、立体感も十分にあり、最新のカメラと組み合わせて使うのも楽しめるレンズではないでしょうか。(Naz)

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( 2019.03.13 )

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ライカMマウント用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター