PHOTO YODOBASHI

Voigtlander Ultra-Wide Heliar 12mm F5.6 Aspherical + SHOTEN LM-NZ + Z 7

現在は光学系も一新されたIII型となっている「Ultra-Wide Heliar 12mm F5.6 Aspherical」の初期型となります。ライカスクリューマウントで、後にVMマウント化されII型となりました。このI型はフィルター枠を持たないことにより、非常にコンパクトなレンズとなっています。最近になってよりワイドな「Hyper Wide Heliar 10mm F5.6 Asperical」が登場しましたが、それまでは本レンズが世界最広角の単焦点レンズでありました。12mmの画角はたいへん強烈で、使いこなすにはやや馴れが必要となりますが、うまく振り回せるようになればスナップ撮影も楽しめます。ライカでも距離計連動はせず目測専用となるため、ヘリコイドには主要な撮影距離でクリックストップがついています。Z 7では、マウントアダプターと合わせるとオーバーインフ気味になりましたので、ライブビューでより精密にピントを追い込むことをおすすめします。たいへんコントラストの高い写りで、中心部は非常にシャープ。色被りもありません。他の超広角レンズと同様に周辺の像は甘くなりますが、強めの周辺減光と相まって、視点を画面中心へと集中させる効果があるため、実際にはさほど気にならないものです。建築写真などより精密さを求める場合は、最新のIII型をお使いになることをおすすめします。(Naz)

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( 2019.03.13 )

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ライカMマウント用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター