PHOTO YODOBASHI

Canon FL50mm F1.8 + KIPON FD-N/Z + Z 7

記憶の中に父親が「Canon FX」にこのレンズを付け家族写真を撮っていたことが残っています。その記録はアルバムの中に手札サイズという名刺よりちょっと大きめのモノクロ写真で残されています。

1964年にCanon FXの標準レンズとして発売された「Canon LENS FL50mm F1.8」。これで撮られた家族写真の中の自分の成長具合で、発売してすぐ家族の一員となったことがわかります。写っている背景、服装、髪型を見るとまるで「三丁目の夕日」。当時は感じませんでしたが、フォトジェニックな世界に住んでいたんだなと改めて思いました。

しっとりとした柔らかい描写が好みでモノクロフィルムではよく撮影していましたが、カラーで撮ったのは初めてかもしれません。古いレンズはコーティングが今ほど良くなく、スッキリとした色再現は苦手ですが、少し渋めの色も悪くないなと思っています。ただ、千本ノックで何本か撮ってきたオールドレンズも、いい感じの色再現だったので、これはZ 7の懐の深さがなせる技なのかもしれません。

注:KIPONのマウントアダプターに付ける時、絞りを制御するネジがマウントに干渉します。取り付けの際はまりにくいようでしたら、ネジを外してお使いください。

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( 2019.02.20 )

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キヤノンFLマウントを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター