PHOTO YODOBASHI

Leica Summicron 50mm F2 (1st) + Leitz OUFRO + SHOTEN LM-NZ + Z 7

M型ライカ向けのレンズはファインダーの制約から、その多くが0.7mないし、1mの最短撮影距離となっています。要するに接写ができません。でも、ミラーレスカメラにマウントするならその制約を超えて使えますよね。ということで、10mmの中間リングとなるライツ時代のアクセサリー「OUFRO」を装着してのマクロ撮影をしてみようと思います。そこへマウントするのは、1956年に登場し最短撮影距離が1mのズミクロン50mmの初期型(固定銅鏡の前期)です。当時、解像度レコードを作ったと言われる本レンズですが、ガラスやコーティング等の劣化や個体差も多少あるでしょうが、現代のレンズと比べるとふんわりとした柔らかい描写がメルヘンのような雰囲気を感じさせます。金属のような硬さのあるものの描写にはあまり向かない気がしましたが、人物や植物のような被写体にはいい雰囲気を作ってくれるようです。中間リングはオス側もメス側もMマウントのマウントアダプターとなり、それにライカMマウントをニコンZマウントに変換するアダプターを重ねてZ 7に装着します。スタイルからすると、往年のレンズともぴったり合って「無駄にかっこいいな」とうっとりしてしまうOUFROをつけるのがベストではありますが、新品でしたら8mmと10mmの中間リングが社外品として手頃な価格でご入手可能いただけます。(Naz)

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

( 2019.02.20 )

ニコンZ特集 堪能!Zの世界 - トップへ

ライカMマウント用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター