PHOTO YODOBASHI

Carl Zeiss Distagon 50mm F4 + KIPON HAS-NIK + Mount Adapter FTZ + Z 7

大きいですね。最近の大口径レンズを見慣れてるとはいえF4でこれですからね。マウントアダプター2枚の大きさの違いが妙にレンズのフォルムと共鳴していい感じになってます。家にあるとはいえ中判レンズをアダプターで無理やり35mmで使う必要があるのかと思いますが、解像感はともかく階調が豊富なので描写に厚みがあるのは確かです。

Carl Zeiss Distagon 50mm F4はHasselblad用レンズとして1963年に発売、名称はディスタンス(距離)とゴン(角度)から付けられています。Carl Zeissの広角にはBiogonという有名なレンズがありますが、このタイプのレンズはバックフォーカスを長くとることができないため、一眼レフで使用するときはミラーアップ(レンズを通して見えている画像をファインダーに送るミラーをアップすること。当然ファインダーは真っ暗になり何も見えません)して使用していました。その欠点を克服してバックフォーカスを長くしたものがDistagonです。白鏡胴、白鏡胴T*、黑鏡胴T*と3種類があり、通な人たちは見た目と性能で白鏡胴T*を選ぶようです。でもZ 7には写真の黒が似合っていますね。T*はコーティングの名称でこのコーティングによって生まれる独特の色が「ツァイスブルー」と評され神格化されています。

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

( 2019.01.30 )

ニコンZ特集 堪能!Zの世界 - トップへ

ハッセルブラッド用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター
(純正マウントアダプターFTZが必要になります)