PHOTO YODOBASHI

LEITZ ELMAR 65mm F3.5 + KIPON VISO-NIK + Mount Adapter FTZ + Z 7

惚れ惚れする写りですね。よく湿気が写るレンズという表現が使われますがまさにその通りです。ビゾフレックス(M型ライカを一眼レフにするアクセサリー)専用レンズなのでフィルム時代はかなり気合を入れないと使えないレンズでしたが、Z 7なら普通のレンズのように気楽に使えますね。

1960年に主に近接撮影をする用途で設計されたLEITZ ELMAR 65mm F3.5 は、オールドのマクロレンズの多くがそうであるように3群4枚のテッサータイプ。レンズとフォーカシング部分から成り立ち、ミラーレス一眼で使うときはこの2つが必要になります。フォーカシング部分は内面反射を抑えるため内部が写真館で使う蛇腹カメラのようになっています。もし手に取る機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。LEITZ ELMAR 65mm F3.5にはブラッククローム仕上げのものがあります。1970年に解像度、コントラストが改善された新設計のレンズで、性能が良くなったと言われていますが、残念ながら撮影の機会に恵まれたことがありません。でも白のこの写りをみると、これが一つの完成形のような気がしてしまいますね。(A.Inden)

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

PHOTO YODOBASHI

( 2019.01.23 )

ニコンZ特集 堪能!Zの世界 - トップへ

ライカVisoflex用レンズを、Nikon Zボディに取り付けるマウントアダプター
(純正マウントアダプターFTZが必要になります)