Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8 + KIPON EXA-N/Z + Z 7
「これ撮っといてよ」と剥き身で渡されたアルミの古いレンズ。見たことないのですが何者...？？ 「エクサだからよろしく」。さすが千本ノック、噂に聞いたぐらいで全く写りが想像できないイレギュラーのようなレンズをどう撮れと。で、調べてみました。Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8は、第２次世界大戦後2つに分かれたCarl Zeissの東ドイツ側、Carl Zeiss Jenaで1950年代に作られたレンズ。レンズの微妙な違い(Tがついてるとか、絞りに線が入ってるとかetc)で前期、中期、後期に分かれ、この写真のものは後期型です。（アルミボディーは絞りがF16までのはずなんですが、F22までありますね）
写りはどうだったか。色味はいい意味で渋いです。ヨーロッパの裏町なんか撮ればピタリとはまりそうです。解像感は4575万画素のZ 7で撮れば流石にセンサーに追いついてない感じですが、コントラストはそこそこあるので狙った被写体が浮き出してきてシャープに感じます。コダクロームでアンダーに撮るとこんな雰囲気に上がってきたなと思い、ちょっと欲しくなってしまいました。（A.Inden）
( 2019.01.23 )
