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シグマブース概況新レンズ群に例のアライアンス...今年も話題に欠かないシグマ

SIGMAは今年のフォトキナも元気!レンズを5本発表した挙げ句、なんと既報の通り「ライカ」「パナソニック」と3社によるアライアンスを発表。さらには、マグネシウム加工内製のための専門工場設立。なんでもかんでも内製、日本製という昨今では驚きの生産体制を持つ同社。遂にマグの加工まで! もうひとつ、なんとフルサイズのFoveonセンサーを搭載したLマウントのミラーレスカメラを開発するとのアナウンスまで。もう聞かなければならない話だらけで、後日このあたりはじっくりレポートしたいと思います。そんなところで、まずは今回のブースの雰囲気をお届けしましょう。

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まずは例のアライアンスについて。それらしき展示や掲示は、このパネル一枚のみ。今回のアナウンスはまさにキックオフ的なものでしょうから、致し方ないのでしょう。あのFoveonセンサーがフルサイズとなる、それだけで興奮モノです。いったいどんな描写になるのでしょう。さらに、高性能なレンズをたくさん作っているSIGMAさんには申し訳ないのですが、Foveonセンサーにライカレンズの組み合わせなんて、それだけでご飯3杯行けます。こんなことを書いていいのかって? アライアンスというのはそういうものです。いずれにせよ、3社アライアンスの相乗効果、そして、これから出てくるであろうプロダクトが楽しみでなりません。

» プレスリリース:Photokina 2018にて、5つの新製品およびLマウントアライアンスについて発表しました

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さて、新製品群いってみましょう。まず、スチル用が5本。左から順に、SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary、SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art、SIGMA 40mm F1.4 DG HSM |Art、SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports となります。そして、シネ用レンズとして写真上段左から、FF High Speed Prime Line - 28mm T1.5 FF、 40mm T1.5 FF、105mm T1.5 FF となります。
それぞれ魅力的なレンズですが、こちらは追ってSHOOTING REPORTで詳報します。しかし、新プロダクトラインを発表したのが2012年のフォトキナだったと思いますが、この6年間で魚眼のような特殊用途のレンズを除いて、大半刷新したのではないでしょうか。それにしても、単焦点F1.4レンズは焦点距離を刻みますね〜。Artシリーズも本当に素晴らしいラインアップに育っています。

» プレスリリース:SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports 開発発表および発売日決定のお知らせ
» プレスリリース:SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art 開発発表
» プレスリリース:SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary 開発発表
» プレスリリース:SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 開発発表

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ブースの全体的な構成としては、Art / Sports / Contemporaryの3つのプロダクトラインに分かれ、それぞれのレンズを展示、そしてコンサルティングデスクがそこに併設されるといった構成です。スチルはこれに加えて、dpシリーズそしてsdシリーズのセクションが。そしてシネ用のセクションも。実はシネレンズのラインアップもかなりの充実具合で、プロフェッショナルシーンで重宝されています。

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そしてもちろんお馴染みのエビフライ! 今回はちゃんと正式名称を。「APO 200-500mm F2.8 / 400-1000mm F5.6 EX DG」です。毎度このレンズは大人気で、一目覗こうとお客さんが途切れることがありません。しかし一度製造本数と主たる納入先を伺ってみたいレンズです。

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あまりにアグレッシブなSIGMA。冒頭でも記しましたが、お話を伺わなければならないことだらけです。そんなわけで、山木社長に突撃インタビューを実施予定。ぜひお楽しみに!

( 2018.09.28 )