Voigtlanderブース概況 / 最新のMマウントレンズを中心に紹介

ライカと肩を並べるほどに充実したラインナップを誇るフォクトレンダーVMマウントレンズ。Carl ZeissのZMレンズとも異なるアプローチで楽しませてくれていますね。今回のフォトキナでも我々ファンを喜ばせてくれるなかなかな変化球を投げてくれています。どれも発売が待ち遠しい魅力的なレンズばかり、できるだけ詳しくご紹介していきます!

Heliar 40mm F2.8

まずは話題のこのレンズから。Heliar 40mm F2.8はMマウント互換の沈銅レンズ。ニッケルクロームメッキにクリックのない絞りダイヤルと、オールドレンズのような出で立ち。しかし、このレンズの変態なところはレンズ本体にヘリコイドがなく、写真のようにVM-E Close Focus Adaputerをヘリコイド代わりに使うというもの。先にSマウント/Cマウント用レンズをVM-E Adapter経由でα7等のEマウントボディに付けるためのマウントアダプターが登場していますが、これもVM-E Adapterをヘリコイドとして用いてます。そのあたりにこのレンズの登場のヒントがあるのでしょうか。Mマウントを持ちながら実質Eマウントレンズという面白い試みです。しかもビジュアルはクラシックに徹するというあたり、マニア心をくすぐりますね。レンズ構成も3群5枚からなる変形テッサーのようなタイプ。3枚目は非球面です。なお、Eマウントボディに取り付けた場合でも沈胴OK、フルサイズ対応とのこと。フードが2種類付属、10月発売予定とアナウンスされています。

Super-Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical III

次はこちらを紹介。Super-Wide Heliarはコシナがフォクトレンダーブランドを立ち上げた直後に距離計非連動のLマウントとレンズとして登場し、Mマウント化とともに距離計連動のII型となりました。発売当初から、コンパクトでたいへんよく写る超広角レンズとして現在まで人気のレンズですが、一部のデジタルカメラでは周辺の色被りや開放付近で周辺が流れるなど悩ましい問題も生まれていました。今回登場したIII型では光学系にも変更が加えられ、テレセントリック性を考慮した設計になっているようです。鏡胴がやや長いレンズになり、フォーカスリングができたことでピントレバーは省略されました。フィルター径は58mm、最短撮影距離はこれまで同様0.5mです。

ブースでライカM(Typ240)に装着して試写しました。上が新型(III型)、下が現行型(II型)。周辺の色被りが改善されていますね。デジタルライカボディではα7に比べると色被りや周辺の流れなどの傾向は少なかったので、α7では改善がより顕著に出てくるのではないかと想像しています。こちらも発売が楽しみなレンズです。※掲載時の写真の順番が間違っておりました。お詫びして訂正いたします。

Ultron 35mm F1.7

最後にこちらのレンズを。先に発売されたNokton 50mm F1.5 Asphericalに続くVintage Lineの第二弾。Nokton 50mm F1.5と同様に以前Lマウントレンズとして発売されていたUltron 35mm F1.7と光学系の違いなど気になるところです。ご覧の通り、Nokton 50mm F1.5にも似た非常に美しい造りをしています。シルバーは真鍮製とのことで、ブラックとはレンズ先端の仕上げも異なるようです。

ピントリングの大きな凹凸は、1950年代初頭に登場したオリジナルのNokton 50mm F1.5の意匠に倣ったもの。筆者はややデコラティブな印象を持ちましたが、実際に手にしてみると、ピントリング全周にピントレバーが付いているようなもので、ヘリコイドの滑らかさとあわせて使い勝手はすこぶる良いです。そのあたり、ぜひ実物を店頭で触れてみていただきたいところです。

こちらは、ライカM(Typ240)で試写したもの。前モデルのLマウント版と描写傾向はよく似ているように感じます。線が細く、絞り開放で大変よい絵を作っています。前モデルは絞るとレンズの特徴がやや薄れた印象でしたが、このあたり新しいレンズではどう変化したか楽しみです。




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( 2014.09.20 )




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SONY α用沈胴レンズとは予想を上を行く商品ですよね。VM-Eマウントアダプター必須です。

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Heliar 40mm F2.8のヘリコイドとして使用します。でも、それだけではもったいない!ここからMマウントの世界に入ってみるのも悪くないと思います。:-)

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こちらは現行品。新型は発売までしばらくお待ちください。

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