PHOTO YODOBASHI

Leica TL2 LAUNCH EVENT Report
21 July 2017, SHIBUYA

すでにPYでもレビューを公開した「ライカTL2」のローンチイベントが渋谷で開催されましたので、その様子をレポートいたします。ライカTL2という新しいカメラ、およびその写りの実力については、すでにPYを含め各所で紹介されているのでよくご存知だと思いますが、簡単におさらいを。ライカTL2はAPS-CサイズのC-MOSセンサー(2400万画素)を搭載したミラーレス一眼カメラ。2014年の「ライカTシステム」を経て「ライカTLシステム」が登場したのが2016年11月。それから8ヶ月。さらに進化を遂げたのが、このTL2です。ライカMやライカSLのようなプロ仕様のカメラがある一方で、これはもっと手軽に、簡単に使うことができる「身近なライカ」です。お値段も手にしやすいものになっています。しかし、だからといって肝心の性能を妥協することなど、もちろんライカがするはずがありません。ここではこのカメラを作り、世に出したライカ自身が、肉声で何を語ったのかをお伝えしたいと思います。

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渋谷区神南という、おじさんにはほぼ縁のないエリアをおそるおそる歩いて行ったところに、その会場はありました。会場の真ん中には大きなテーブルが置かれ、そこにライカTL2が8台。まだちょっと早めの時間だったので来場者もまばら。すでにレビュー用にお借りしたものに触れてはいましたが、ブラックはここで見たのが初めて。シルバーもいいけど、ブラックも素敵です。「黒塗り」と呼ばれたフィルムのM型ライカ、あるいはさらに遡ってバルナック型ライカに憧れた過去を持つ者としては、「ライカ=黒」という図式が未だに頭の中にあるのでございます。うーん、悩む。

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突然、よく響く声が会場に響き渡る。MCのバッキー木場氏の登場だ。いよいよイベントのスタート。流れるような喋り。わずか数語の簡単な挨拶をしただけで、完全に会場を制圧する。プロの仕事。MCの紹介とともに、まず最初に壇上に上がったのは、ライカカメラジャパン株式会社の福家(ふけ)社長。すでに会場は立錐の余地もないほどで、たいへんに盛り上がってきました。

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福家社長から促されて登場したのが、本日のメインプレゼンター、マイケ・ハルバルトさん。今日のためにドイツのライカカメラ本社からいらっしゃいました。マイケさんはTLシリーズの商品企画担当責任者をされており、「TL2は私の子供、ベイビーのようなもの」とおっしゃっていました。

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ライカTL2のポイントは3つのキーワードで表現できる、とマイケさん。それは「デザイン」「クラフトマンシップ」「ハンドリング」とのこと。

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まず「デザイン」はライカTから受け継いだユニボディコンセプトの下、形や大きさ、重さはもちろんだが、「感触」に一番気を使った。「クラフトマンシップ」はアルミブロックからの削り出しはポルトガル工場の切削機を使って行なっているが、その後に45分の工数をかけて人手で磨き、それをドイツで組み立てて出荷している。最後の「ハンドリング」は、頻繁に使う機能はダイヤルやスイッチで操作する一方、それ以外の設定はタッチパネルによる操作と明確に区分して操作性を高めた、とのこと。

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メニューは、よくある階層式ではなく、アイコン式にして分かりやすくした。また、このアイコンはカスタマイズも可能。スマートフォンと同じようにタップやスワイプができ、動作はライカTLと比較して8倍も早くなっている。今回はセンサー、画像処理エンジンとも新開発のものが採用されており、これらのスペックアップが「写真を撮る」というシーンでどう活かされるか?常にそれだけを考えて開発した、と力説されておりました。

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撮りたい場面を逃さず、確実に撮るためにあらゆる進化をさせた。AFのスピードを大幅にアップさせ、またISOも最高50000までを実用的に使えるようにした。また電子シャッターの採用で1/40000秒を達成し、連写も最高で20コマ/秒が可能になった、とのこと。さらに4K動画の撮影も可能。スマートフォンとの連携(画像の転送/リモコン操作)は当然としてUSBチャージや32GBの内蔵メモリなど、「すべての場面において気持ちよく使える」ようにしたとのこと。すごいですね。

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そして最後にTLレンズの話。現在はズーム3種類、マクロレンズを含む単焦点が3種類ラインアップされており、35mm版換算で17mmから200mmまでをカバーしている。これらのレンズはリッチな色と、シャープな描写を持っている自信作であると、おっしゃっていました。

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プレゼンの中で印象的だったのが「"写真を楽しむ"ことが重要。今までも、これからも、ライカはそれを目指している」という言葉。でもマイケさん、それ、僕らもよーく分かってます。だからライカが大好きなんですよ。

PHOTO YODOBASHI フォトヨドバシのライカTL2の実写レビューはこちらからご覧いただけます

( 2017.07.24 )

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前モデル、ライカTLから大きくブラッシュアップしたニューモデル。アルミニウム削り出しの美しいデザイン、コンパクトなボディは手作業で精巧に作り上げられたもの。個性的なスタイルとともに堅牢性も備えています。こちらはより精悍な外観のブラックモデルです。

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スタイリッシュなシルバーのボディは、優美なデザインとのマッチングもよく、所有欲を満たすクオリティ。動作速度、操作性も大幅に向上。新開発の2,400万画素APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載し、「LEICA MAESTRO II(ライカ・マエストロ・ツー) 」との組み合わせで表現力もより磨き上げられています。

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35mm版換算27-84mmの画角をカバーする、ライカTカメラシステム用の標準ズームレンズです。スケール感のある風景写真からドキュメンタリー、中望遠域ではポートレートにも活躍します。ジャンルを問わず多彩なシーンで活躍する1本です。

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35mm判換算で約50mm相当。スタンダードな焦点距離を持つ大口径単焦点レンズです。ズミルックスの名が脈々と受け継いできた非常に高い描写性能を備え、APS-Cフォーマットの新基準となる高い描写性能を持つレンズです。

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より撮影に没入したい方はこちらのEVFをお忘れなく。ライカTL2のほか、M10でもお使いいただけます。

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ライカMシステム用レンズをTL2でお使いになりたい方は、こちらのマウントアダプターを。往年の名レンズから最新レンズまで、MマウントレンズをTL2でもご堪能いただけます。

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