Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/100, F11, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

Canon EOS 5Ds R | SHOOTING REPORT

圧倒的な高画素で次元の違う画を見せつけたEOS 5Ds。そこからさらにワンランク上の解像感を求めて、ローパスフィルターの効果をキャンセルしたモデルとなる「EOS 5Ds R」のレビューをお届けします。発売からしばらくたっていますので、大変お待たせしました、と言葉を添えなければいけませんね。しかし、お待たせした分、たっぷりと作例を撮ってまいりました。5000万画素オーバーの超高画素の世界、じっくりたっぷりご堪能いただきたいと思います。

( 写真 / 文:T.Nakanishi )

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/200, F2.8, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

このカメラを持ってのファーストショット。ピントはカーテンに置いています。縦糸と横糸の一本一本まで解像しているのはもちろん、その繊維の質感までも感じられるのです。筆者はこのショットを見て、5Ds Rに対する期待値が非常に高まりました。

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/640, F2.8, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

色表現に関しては、落ち着いた色合いになったという印象を持ちました。それは、地味ということではなく、豊かなトーンと相まってとても深みのある表現力を身につけた、という方がふさわしい表現でしょうか。実に良い画なのです。

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/250, F2.8, ISO 100, Photo by T.Nakanishi

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/60, F4, ISO 400, Photo by T.Nakanishi

ピクチャースタイルに「ディテール重視」という項目が加わり、精細感をより感じられるようになっています。様々なシーンにおける物質のディテールのみならず、その粒子までをも描いているのでは、と感じてしまうほど、緻密な画を紡ぎます。

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/160, F2.8, ISO 3200, Photo by T.Nakanishi

高感度撮影に関しては、ISO3200ともなると多少のザラつきは感じるものの実用上問題無いレベルでしょう。最新のカメラですから、そのあたりの処理は非常に巧みです。

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/320, F2.8, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

窓ガラスについた雨粒の一粒一粒を、当然と言わんばかりに立体感たっぷりと、そして緻密に描いています。

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/125, F2.8, ISO 800, Photo by T.Nakanishi

Canon EOS 5Ds R, EF24-70mm F2.8L II USM, 1/10, F11, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

Canon EOS 5Ds R, EF70-300mm F4-5.6L IS USM, 1/10, F8, ISO 200, Photo by T.Nakanishi
こちらの作例には原寸画像をご用意しました。5000万画素の実力をご確認ください。(8688×5792px・約62MB)

Canon EOS 5Ds R, EF70-300mm F4-5.6L IS USM, 1/1250, F8, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

Canon EOS 5Ds R, EF70-300mm F4-5.6L IS USM, 1/100, F11, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

木々の枝先の細やかな部分は当然の如く描きつつ、谷を流れてゆく霧の一滴一滴までも捉えているかのような印象を与えてくれます。ただ解像しているだけではなく、センサーから被写体の間にある空気をも写し込んでいる。そんなことを感じてしまうほどの圧倒的な描写力なのです。

Canon EOS 5Ds R, EF70-300mm F4-5.6L IS USM, 1/1600, F11, ISO 200, Photo by T.Nakanishi

これほどの画素を有しながらも、カメラ自体のレスポンスはとても良く、撮影テンポが途切れることもありませんでした。このあたりはさすがのキヤノンという印象で、徹底的に作り込んだ状態でリリースしているのだなあと感じ入りました。

PHOTO YODOBASHI

空気までも捉えるかのような圧倒的な描写力

有効画素数約5060万画素のセンサーは、その場の空気までも捉えてしまうのでしょうか。まさか、目に見えないものまでは現実的に写らないのですが、ただ高密度に描くという次元を超えた、驚くべき空気感表現を感じることができるカメラでした。高画素機と聞けば、画素ピッチの問題、高感度ノイズの問題など、ネガティブなことがふと浮かんできますが、このカメラを使ってみて、そんなことを感じるシーンは皆無でした。むしろ、これだけの画素数を得たからこそ描ける世界を見せてくれた、という印象の方が強いのです。もちろん、高画素機であるがゆえにブレに細心の注意を払うなど、ちょっとした手間が必要ではありますが、それはこのカメラを使う上での儀式のようなものと考えるべきでしょう。その昔、中判カメラや大判カメラを使うときに当たり前だった「儀式」に比べれば、まったくもって些細なことです。それよりも、この空気感、解像感、精細感を一度体験してしまうと、もう後には戻れません。デジタルカメラの世界もいよいよここまで到達しました。このカメラを使って世界中の写真家たちがどのような作品を生み出してゆくのか、想像しただけでワクワクしてきます。

( 2015.09.30 )




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