Carl Zeiss Distagon T* 45mm F2.8 + Mount Adapter FTZ + KIPON C645-NIK + Z 7
美しいボケ味ですね。CONTAX 645(1999年発売)用の広角系レンズは35mm、45mm、55mmと10mm刻みで3本出ていて、Carl Zeiss Distagon T* 45mm F2.8 Mは、その中で一番明るいF2.8の開放値です。645で使っている時は気付かなかったのですが(いつも絞っていましたから)、開放で撮ると全体的に柔らかい描写で35mmフルサイズで使うとハイキーが似合うレンズだと思います。
45mmでF2.8。中判では明るいスペックでも、35mmフルサイズ判では平凡とも言えるかもしれません。では、そんなスペックのレンズをなぜ使うのか。それは、大きなフォーマット用のレンズほど、階調のなだらかさを重視して設計されているからです。フィルム時代の中判や大判カメラ用のレンズを使う場合は、この階調を意識して撮ってみると面白いですよ。(A.Inden)
( 2019.06.05 )