Canon ブース概況映像表現のすべてカバーするキャノン
黒バックに映えるコーポレートカラーのレッドサインが目を引くキヤノンブースは、全体を「Capture」「Remember」「Print and Create」「Future」と4つのコーナーに大きく分かれているのが特徴。各4つのコーナーの真ん中には円形のスペースが位置するというレイアウトになっています。その円形の内壁にはなんと巨大なスクリーンがあり、中心部に立つとぐるりとスクリーンが眺められるわけです。冒頭のコーナータイトルは、「撮る」「思い出す」「印刷/創作する」といった写真表現の循環、そして写真表現の「未来」を表しており、ブース全体がそれぞれの循環を象徴するというコンセプチャルな空間作りがなされています。
Capture(撮る)のコーナーには、カメラやレンズなどの撮影機器を展示。
やはりハンズオンコーナーが活況で、一眼レフカメラでは9月8日に日本でも発売された「EOS 5D Mark IV」が人気。ミラーレスカメラでは11月に日本での発売を控える、EOS Mシリーズ最上位機種となる「EOS M5」に注目が集まっています。
Remember(思い出す)のコーナーでは、VR(Virtual Reality)やタブレット端末で写真を見ることができるようになっています。
Print and Create(印刷/創作する)のコーナーには、プリント関連を展示。各自の撮影データによる出力紙を持ち帰ることもできます。
存在感のある大型印刷機での出力も行われています。
いよいよFuture(未来)のコーナーです。
EOS 5Dsをベースに、有効画素数約1億2000万画素のセンサーを搭載したコンセプトモデルの撮影デモンストレーション。これひっくり返っているんじゃないですよ(笑)、ボードの穴越しに、その下に置いてある被写体を写している格好です。
そしてこちらはCINEMA EOS SYSTEMによる8Kカメラの試作品
8Kカメラでムービー撮影した風景をシミュレートしたものが...
このように大きく映し出されます。
4つのコーナーとは別に、シネレンズを含むEFレンズ群が整然と並べられたショーケースがあります。
EFレンズの累計生産本数が1億2000万本となった記念の展示で、まさにEFレンズの刻んできた歴史と誇りそのものと言っていいでしょう。
( 2016.09.24 )