Panasonicブース概況 / 4Kテクノロジから生まれる映像の世界を幅広く紹介
カメラの分野ではもうすっかり"LUMIX"ブランドが定着しており、いざPanasonicのロゴを大きく掲げたエントランスを目の前にしてハッとさせられました。コンパクトデジカメからスタートし、十数年が経った今ではレンズ交換式デジタルカメラ市場の一角を担うメーカーに。会場の中でもひときわ広大なブースを構えており、その堂々たる存在感を象徴しているようです。では早速、入って行きましょう。
エントランスからのアプローチは、作例カットのギャラリーがお出迎えしてくれます。
ご覧のように要所要所に4Kの文字が。4Kといえば主な用途は動画でしょう。あえてスチルカメラではなく、動画撮影カメラとして考えると、光学メーカーをルーツとする他社と比べてもパナソニックには一日の長があるわけで。"4K"という切り口は、大いにうなずけます。
水滴が滴り落ちるシーンをムービーで撮影。そこから約800万画素相当のスチルカットが切り出せるというデモンストレーションをやっています。
これが実際に撮影しているところ。撮影には"LUMIX DMC-GH4"を使用し、カメラのすぐ目の前に水が張られているのですが、わかりますか?ここに水滴がポタリと落ちるのです。それ自体は至って地味なのですが、捉えた映像には目を見張るものがあります。
切り出した画の出力も展示しています。4K動画といえばフルHD動画の4倍の情報量を持つわけですから、そのまま切り出したってまったく問題はないでしょう。
製品展示ブースで微笑をたたえるコンパニオンさん。右側にチラッと見えているのが新製品の"LUMIX DMC-GM5"ですね。ハイ、どちらも素敵です。
色々ある製品の中でも、ひときわ注目を浴びていたのがこちらの"LUMIX DMC-CM1"。1インチのMOSセンサーを搭載したアンドロイド携帯です。もちろん電話も掛けられますし、4K動画撮影もOK。手のひらのくぼみ具合でその薄さはだいたいお分かりいただけると思います。発売時期は未定とのことですが、ケータイと本格カメラを一つにしたい人には画期的な一台として人気を呼びそうです。
カメラがこれから広げていくであろう映像とコミュニケーションの可能性を、たっぷり見せてくれたパナソニックブースでした。
( 2014.09.19 )