PY編集部「放蕩物欲日記」
第1回 珈琲グッズ
編集部のスタッフはとりあえず何事もカタチから入ります。端的に申しあげますと「道具」から入ります。ややもすると本来の目的を忘れ、物を買っただけで満足しかねません。カメラがお好きな読者の皆さま、胸に手を当ててみてください。心当たりございませんか? 好物はいろんな意味でのいわゆる「バリ物」ではありません。もちろんそれはそれで素晴らしいのですが、放蕩の限りを尽くし家庭で白い目で見続けられると「なるべくお安く」「なにこれ?へーいいじゃん!」・・そんないぶし銀的なモノに心奪われます(カード明細で諮問にかけられぬように)。そんなわけで、編集部で流行している「いいじゃん!」という商品を日頃のレポートの箸休め的に、皆さまへご紹介いたします。カメラやレンズのように眉間に皺が寄らないお値段となっております!
みなさま、珈琲はお好きですか?
編集部は珈琲ジャンキー。会議中、ロケ中、自宅でも四六時中飲んでいます。編集部には定期的にヨドバシ.comより珈琲豆がどっさり届きます。最初はいろいろとコダワリの道具を取り揃えてそれなりの淹れ方をするのですが、これだけ飲んでいると味わいを落とさず、かつサッと楽しめる「道具」と「スキーム」に。今回はそのあたりをお届けしたいと思います
( Photography & Text: 無駄遣いK )
ドリップ時に強制急冷、頑張らずに本格的なアイスコーヒーを淹れられる逸品。
ホットでも使える1台2役! 「ハリオV60 グラス アイスコーヒーメーカー」
アイスコーヒーの淹れ方は、いまいちピンと来ない方も多いのではないかと思います。単純には「深めの焙煎」「細かい挽き」で濃い目に淹れて冷やすということですが・・・すぐ飲みたい。しかも美味しく。皆さんもコンビニのドリップによるアイスコーヒーは飲んだことがあると思います。この「ハリオV60 グラスアイスコーヒーメーカー」はあの仕組みとほぼ同様です。ポイントはドリップ時点で急冷することにあります。すぐに美味しく飲むことができて、ホットでも使うことができます。
氷を保持するインナーの筒がポイント。ドリップされた珈琲は確実に急冷されます。またインナーを外せばホットを淹れる少し大きめな「ドリッパー」と「サーバー」に。収納時はすべて重ねて保管ができます。残った珈琲はラップを掛けてそのままサーバーを冷蔵庫に保管してもよいですが、少し大きいかな? 移し替えて冷蔵がベター。
ドリップの時点で急冷しているため、グラスの氷が熱でなくなってしまうことはありません。すぐに冷え冷えのアイスコーヒーが楽しめます。急冷なしで直接氷の入ったグラスにドリップしても、人肌程度のぬるいものになってしまいます。
珈琲豆は、ヨドバシ.com内の専門ショップで「豊富な種類の豆」「焙煎度合い」「挽き具合」を指定して購入すればラクチン。しかし思わずレンズを向けたくなるような道具を取り揃えるというのも、カメラ好きらしいアプローチでしょう! ミルはこれから本格的に珈琲を楽しむのであれば、電動のものをおすすめします。手挽きのものも道具として魅力溢れますが、正直なところ結構大変です。好きなことを続けるには横着するのも大事なポイント。道具に頼りましょう!カリタの電動ミルは恰好よいと思います。
珈琲を淹れるのには、注ぐ口が細いものが必要になります。ガスで沸かすのもよいのですが、電熱式のものはやはり便利。中でも、このBALMUDAのポットは一目惚れでした!開放で撮影したためロゴにしかピンが来ていませんが。
「湯沸かし中」は取っ手がポワーンと光ります。ん〜こゆとこ大事。
いかがでしょうか。あまり頑張らず、しかし、しっかり美味しい。頑張らないのがポイントで、こんなことの積み重ねが毎日を少しずつ豊かに楽しくしてくれそうです。