速写性に磨きをかけた、DXフォーマットのトップモデル「D500」
フルモデルチェンジしたフラッグシップ機「D5」や1型コンパクト「DL」シリーズから一気に3モデル登場するなど、ニコンブースは大盛況。もちろんそれだけではありません。DXフォーマット最上位モデルとして登場した「D500」もたいへんな人気でした。
- では、4月下旬発売予定のD500の感想はどうでした?
- DXフォーマットのトップモデルを標榜するだけあって、造り込みがよかったです。手にした瞬間、ニコンらしいガチッとした手応えがありました。
- やっぱり安心するっているか、信頼感がバシッと伝わってくるね。
- 使用感は?
- プロ仕様の「D5」の技術を盛り込んでいるだけあって、AFや連写性能も素早くて気持ちよかったですね。
- 既存のDXフォーマット機だと、確か秒間5~6コマあたりが最大だったけど、この「D500」は10コマ/秒だからね。
- これさえあれば、もう何でも撮れちゃうみたいな(笑)。「D5」のコンパクト版って言っちゃってもいいぐらいだよね。
- そろそろFXフォーマットに手を出してみようと考え中の人なんか、かなり悩んじゃうかもしれないですね。
- 確かに、確かに。でも、こういうラインナップをそろえてきてくれた事は、ありたいですな。悩む時間すらも楽しいみたいな。
- 買うまでの時間って、過ぎちゃえばなんてこと無いけど、やっぱいいものね。
- これだけの性能でコンパクトなシステムで、いろんなシーンに切り込んでいけるんだら、ニコンユーザーは迷わず買いでしょ(笑)。
「D500」で撮影した画像をスマートフォンなどに自動送信できる機能が加わったとのこと。今日は実際に試してはいないのですが、抜群の写真をSNSなどに簡単にアップできたり、仲間とシェアしやすくなるので大歓迎です。ニコンデジタル一眼レフ機においては初めての機能となるので、以後発売されてくるモデルにも搭載されてくることでしょう。また、動画に関しては、いよいよ4K UHD(3840×2160ピクセル)/30pでの動画記録に対応するそうです。フルHD記録時には電子手ブレ補正も働くので、こちらの使い勝手もばっちりです。
しっかり試せる、撮影体験コーナーも充実しています。
- 試写コーナーで、実際に走らせているスロットカーを撮影していましたね。
- ああいう被写体を用意してくれるのはいいですね。今回のD5やD500のAF性能や連写性といったハイスピードを体験するにはぴったりですし。
- 特に機動性に優れたD500では、サーキットでの使用なんかが想定できますしね。
- モデルさんを試写できるコーナーもありましたね。
- あれ大事(笑)。こういう機会が無いと、なかなか撮影できないですからね。
- ホント、ホント。ライティングもバッチリでした!
- 視野率100%のファインダー像のきめ細やかさがとってもよくわかりましたしね。
試写コーナーD500には昨秋に登場したAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRが装着されていました。カメラと合わせても十分に手持ち撮影ができる重量で、フルサイズ換算300-750mm相当とは恐れ入りますね。自動車やオートバイ、航空機やスポーツに野鳥と超望遠レンズの活躍する場面でD500の組み合わせた機動力の高さはたいへん魅力的に感じました。
( 2016.02.26 )