シグマブース
今回のCP+2016でシグマと言えば、昨日お伝えしましたsd Quattro/sd Quattro Hに話題が集中してしまうところですが、多くのマウントをサポートするレンズ等にもインパクトある新製品が登場しています。そちらにも注目してみましょう。
SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art
- 50-100mmのF1.8行ってみましょう。
- F1.8通しというのが本当に立派。拍手。
- 50-100って言ったら、35mm判換算でだいたい85mmから135mmぐらいまででしょ?このあたりのF1.8クラスの単焦点を3本も4本も持ち歩くことを考えてみなさいよ。
- そういうメリットというか、むしろ問題解決と言った方が相応しいと思うんだけど、これこそ本当の意味での「ズームレンズ」って思う。
- だよね。これぞズームの王道であり、究極。
- 「18-35mm F1.8と同様の操作感」を謳ってるね。
- そりゃもう、この2本があればすべてオッケーというメッセージに他ならない。言い換えれば「2本とも買ってね!」という。
- うー、これも欲しいなあ。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
- さて、次は30mmのF1.4。
- ソニーEマウントとマイクロフォーサーズ。ミラーレスカメラ向け専用設計ですね。
- 35mm判換算でどのぐらいになるんだっけ?
- えーと、Eマウントが45mm相当。マイクロフォーサーズが60mm相当。
- 大口径のボケを活かしながら、一番使える単焦点で何でも撮れちゃうという。
- やっぱりこういうレンズって大事だよね。「なんか写真って面白いかも!」って最初に思う瞬間って、こういうレンズでやって来るもの。
- 大きさ、重さもバランス取れてて、デザインも秀逸。特にフードをつけた姿が美しいと思った。
- 大事大事。
- あと、オートフォーカスも十分速かった。
- 大事大事。
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11
- マウントコンバーター。シグマSAマウント、およびシグマ製EFマウントをソニーEマウントに変換するコンバーター(アダプター)ですね。
- これね、やっぱりみんな目の付けどころが鋭いなあと思ったのは、これの実機体験が行列だったのよ。
- 一見、地味な商品見えるけど、やっぱりなんか感じるんだろうね。それなりのお値段するし。で、どうだったの?
- オートフォーカスが素晴らしく速かった。
- このコンバーターを見て思うのは、SAマウントのボディを新しく発表する一方で、そのSAをEに変換するという、レンズ資産を有効活用するソリューションをこうやって提供すること。
- ユーザーのことを考えてるよね。ユーザーが何を一番心配しているか?っていう。
- もちろん新製品がどんどん売れるように努力をしているんだろうけど、それより上のレイヤーで、ユーザーがカメラや写真を通じて最終的に幸せになってくれればいいや、みたいな「大きな愛」を感じる。
- まぁとにかく、今のシグマには力を感じる。ブースもそういう空気で満たされてた感じがするな。
もちろん恒例のエビフライも(笑)。
SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Artは18-35mm F1.8 DC HSMに続くAPS-Cフォーマット向けF1.8通しとなる大口径ズーム第二弾。高倍率ズームレンズの性能も著しく向上している昨今ですが、倍率をあえて抑えて単焦点レンズに匹敵する光学性能を有する低倍率ズームというジャンルも面白いですよね。そこでは現在シグマが唯一ともいれるプレーヤー。レンズはそれなりのサイズ・重量にはなりますが、交換なしに数本分のレンズを兼ねられ、中間が使えるというのはありがたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
もう1本は、SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary。F1.4クラスの大口径標準レンズとしてはお手頃な価格としながらも性能はArtレンズに匹敵する光学性能だと山木社長もおっしゃっていました。久しぶりのDNシリーズとなりますが、今後も積極的に開発していきたいとのことですから、期待も膨らみますね。
そしてSIGMA MOUNT CONVERTER MC-11。EF-Eのニーズが高そうではありますが、注目はSA-E。シグマSAマウントのアダプターなんてシグマが作らなければ生まれてこないもの(笑)。これがsd Quattroと一緒に登場した、という意味を考えながらみなさんもニヤニヤしてみてください。
( 2016.02.26 )