キヤノン・ブース概況
キヤノン・ブースで真っ先に目に入ってくるのは、プレゼンテーション・ステージの壁面に設置された大型ビジョン。ホワイトを基調としたエリアデザインと相まって、エントランスはひときわ明るくなっています。展示スペースの広さもさることながら、少し離れた場所からでも“キヤノン”ここにあり、といわんばかりの目立ち度(笑)。スタッフは男女共にキヤノンカラーの赤いシャツを身にまとっており、統一感はもちろんのこと、質問できる人がひと目で見つけやすいという利点も。実はキヤノン・ブースは、入り口から全体が見渡せず、ちょっとした迷路のように凝ったレイアウトがなされているからです。なかなかよく工夫された空間だなと感じました。
その中でもひときわ人だかりができていたのが、EOSラインナップの実機体験コーナー。コーナーの中央には鷹?鷲?のでっかい氷の彫刻が!!
最も長い列ができていたのは「EOS 5Ds / EOS 5Ds R」のコーナー。"○○○分待ち"(3桁!)というボードがでるほどの盛況ぶり。有効画素数5060万画素ですからね、うなずけます。外見的にはEOS 5Dとは変わらないものの、フォトヨドバシ編集部カメラマンの私物と持ち比べてみると、若干軽いなという印象。とにもかくにも、自分で撮った画をパソコンで早く見たいというジレンマ。実写レビューが楽しみです。
こちらも新しく登場する「EOS M3」のコーナーでは、女性の来場者が比較的集中していました。チルト・モニターが新たに加わり、撮影アングルの自由が増えたのは嬉しいこと。今回グリップ部分が大きくなり、通常の撮影はもちろんのこと様々なアングルからの撮影時にも、しっかりホールドできるようになっています。ほら、女性の手にもちょうどしっくりくるサイズ&デザインですよね。
こちらは「EOS 8000D」。エントリークラスながら2000万画素超となる高画素化が図られ、画像処理エンジンはDIGIC 6へとアップデート。 上位機種EOS 70Dと同等のAFセンサーを搭載するとのことです。
「EOS Kiss X8i」は、上記のEOS 8000Dと同時期の発売を予定しており、両モデルとも次世代の「ハイブリッドCMOS AF III」を搭載。ライブビューAFの速度がさらに速くなっているとのこと。バリアングル液晶モニターやタッチシャッターとの組み合せで、素早いピント合わせを可能にしたエントリーモデル。ニーズは高そうです。
「ハイブリッドCMOS AF」を体感できるように、Nゲージのジオラマで撮影体験ができます。論より証拠。実体験は説得力が大です。
今月発売予定の「EF11-24mm F4L USM」。 世界最広角となるズームレンズなだけあって、ズドンと突き出した前玉が印象的。 研削非球面レンズやスーパーUDレンズ・UDレンズといった特殊硝材を贅沢に組み込んでいます。
1型センサー&25倍ズームを搭載する予定の「PowerShot G3 X」。 残念ながら手にすることができませんでした。
かわいらしいほど小さくて、女性の手にもすっと収まってしまう「PowerShot N2」。先代のN1とは異なり、店頭での販売があるとのこと。手に触れる機会があればぜひ、いじくりまわしてみてください(笑)。
デジカメやビデオカメラで撮った写真&動画を、これ一台にまとめて保存というスグレモノ。NFC対応の機種なら「CS100」にかざすだけでデータ保存できます。スマートフォンで撮った写真はWi-Fi経由という具合です。面白い機能としては「イメージシェア機能」があります。遠隔地でも双方に「CS100」があれば、データの送受信が可能。メールではちょっと難しい、大きなサイズの写真や動画のデータも送れるので、なかなか使い勝手がよさそうですよね。
では、新機種目白押しのキヤノン・ブースよりお届けいたしました。
( 2015.02.12 )