SIGMA dp2 Quattro メーカーサイトへ
3900万画素相当(APS-C CMOS) / 単焦点(45mm相当) / F2.8 / 161.4×67×81.6mm / 410g(本体のみ)
フラッシュなし
コンパクトデジカメというにはかなり横長なフォルム。でも背は高くない。初めて目にする人にはかなりインパクトのあるデザイン。実物を手にしたときはサイズ云々よりも、その斬新さというか近未来感に心がざわついてしまいました。存在感たっぷりの固定レンズは35mm判換算で 45mm相当。そこからの光りを有効画素数約2900万画素になるFoveon X3 Quattroセンサーが受け止め、新しい画像処理エンジン「TRUE III」が順次迅速にさばくわけです。膨大な情報量を、三位一体となって凝縮する画は痛快そのもの。コンデジ離れしたクオリティを見せつけてきたDPシリーズですが、Quattroの名を冠し、さらに極まったという印象です。撮影時のホールド性もよく、縦横問わず安定感を持って構えることができました。AFは先代のDP2 Merrillよりも静かになっており、フォーカスももたつくようなことも無くピタッと合焦。レリーズ後のデータ書き込み時間も以前より短縮されているようで、使い勝手においても実感レベルでの進化を遂げています。
( 写真:K, Z II / 文:KIMURAX )
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ずらっと作例カットを見れば、一目瞭然の圧倒的な画質であることはお判りいただけたと思います。かえっていちいち説明を付けるなどというのは野暮、という気配すら漂ってきます(笑)。デフォルト設定の3:2の場合、HIGHでの記録画素数は5424×3616(約19メガ!)。フルサイズ顔負けのデータ量ですからそれもそのはずですよね。しかもその解像力を余すことなく活かしきる単焦点レンズをフィックスしているのですから、緻密さに加え、豊かな階調表現で見る者をハッとさせてしまうわけです。どのカットを見てもヌケ感が心地よすぎます。PCでの画像チェックが待ち遠しくなってしまう撮影が、こんな身軽なボディでできてしまうなんて、カメラ好きにとっては大変幸せなことであります(私情が入りすぎてスミマセン)。もっと作例カットを見てみたくなったという方は、本機のレビューページもぜひ覗いてみてください。強くおすすめします。決心するのは、それからでもまだ遅くはありませんから、じっくりとその目でお確かめください。
ISO:100
ISO:200
ISO:400
ISO:800
ISO:1600
ISO:3200
ISO:6400
ISO:12800
カラーモード:スタンダード
カラーモード:ビビッド
カラーモード:ニュートラル
カラーモード:ポートレート
カラーモード:風景
カラーモード:シネマ
カラーモード:サンセットレッド
カラーモード:フォレストグリーン
カラーモード:FOVクラシックブルー
カラーモード:FOVクラシックイエロー
カラーモード:モノクローム