Leica C メーカーサイトへ
1210万画素（1/1.7 MOS） / 7.1倍ズーム（28-200mm相当） / F2-5.9 / 103×63×28mm / 195g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / EVF / Wi-Fi / NFC
まるでM型Leicaをコンパクト＆スリムに仕立て上げたようなフォルム。限定モデルでしかお目にかかれないような洗練されたカラーリング（ライトゴールドとダークレッドの2タイプを用意）。デザインはドイツ車Audiのデザインチームが手掛けたとあって、数多あるコンパクトデジカメの中でもひときわ目を惹きます。一般的にハイエンドモデルという響きからは、ボディは少々重く、ズーム倍率も控えめというイメージがわくのも確か（いずれも圧倒的な性能や描写を求めた結果ですが）。Leica Cは、そんなイメージを破ってくれる1台です。存在感たっぷりながら、重さはバッテリーなどを含めても約195g。スマートに、そしてカジュアルに持ち歩けるLeicaとして出番が多くなりそうな予感がします。センサーは有効画素数約1210万画素の1/1.7型MOSを採用。レンズには35mm判換算で28-200mm相当の画角となる7.1倍ズームを搭載しており、広角から望遠域までカバー。風景撮影からポートレートにと、様々なシーンを切り取ることができ、実用性も抜群です。撮影モードはカメラに全部お任せのオートモードをはじめ、絞り優先AE、シャッター速度優先AEといったこだわりの撮影にも対応し、様々な表現が楽しめます。見やすい約92万ドットの3.0型液晶モニターに加え、電子ビューファインダー（視度調整付）も備えているのは嬉しいところ。さらにはLeicaのデジカメとしては初めて、Wi-FiやNFC（近距離無線通信）による通信機能を搭載。スマートフォンなどの端末との連携もバッチリです。
（ 写真：A.Inden / 文：KIMURAX ）
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ハイエンドモデルでは近年、センサーサイズの大型化がちょっとしたトレンドになりつつあります。当然、光の情報量が増すわけですから描写に厚みというか奥行きが出てくるわけです。さて、1210万画素とクラス的には控えめな1/1.7型センサーに加え、7.1倍ズーム。はたしてどこまでやってくれるのか？と興味津々でした。実際、仕上がった作例を見渡してみると、ワイド端からテレ端まで（もちろん中間域も）、きっちりと解像感のある撮像です。1枚目の夕景は、テレ端、開放でのカット。遠景ですが木々の先端のシルエットまで、鈍くならずに描ききっています。階調表現もまずまずでしょう。2枚目はワイド端ですが、明暗バランスよく捉えており、上々のコントラスト表現。3枚目のハスの葉の質感表現はもとより、水面に浮かぶ塵まで逃していません。4枚目では、夕刻から霞みだした空気まで丁寧に捉えています。 最後の水族館は、ISO感度を思い切って3200まで上げたカットを掲載してみました。さすがにノイジーですが画が台無しというレベルではないと個人的には思います。被写体の輪郭も出ていますし。と、駆け足で確認してきましたが、実力のほどはお分かりいただけましたでしょうか？この他にも多彩なシチュエーションでの作例カットが、実写レビューに掲載されていますので、ぜひ併せてご覧になってみてください。
広角端：6mm (35mm換算：28mm相当)
25.7mm (35mm換算：120mm相当)
望遠端 : 42.8mm (35mm換算：200mm相当)
42.8mm + デジタルズーム : 1.9倍(35mm換算：380mm相当)
42.8mm + デジタルズーム : 2.9倍(35mm換算：580mm相当)
42.8mm + デジタルズーム : 4倍(35mm換算：800mm相当)
ISO：80
ISO：100
ISO：200
ISO：400
ISO：800
ISO：1600
ISO：3200
ISO：6400
ISO：12800
クリエイティブコントロール：未設定
クリエイティブコントロール：ポップ
クリエイティブコントロール：レトロ
クリエイティブコントロール：オールドデイズ
クリエイティブコントロール：ハイキー
クリエイティブコントロール：ローキー
クリエイティブコントロール：セピア
クリエイティブコントロール：ダイナミックモノクローム
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クリエイティブコントロール：ハイダイナミック
クリエイティブコントロール：クロスプロセス
クリエイティブコントロール：トイフォト
クリエイティブコントロール：ジオラマ
クリエイティブコントロール：ソフトフォーカス
クリエイティブコントロール：クロスフィルター
クリエイティブコントロール：ワンポイントカラー
