FUJIFILM X20 メーカーサイトへ
1200万画素(2/3 CMOS) / 4倍ズーム(28-112mm相当) / F2-2.8 / 117×69.6×56.8mm / 353g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / 光学ファインダー
光学式4倍マニュアルズームレンズを搭載した、クラシカルなテイストのスタイリング。光学ズームファインダーを備え、フォーカスエリアをはじめ、シャッタースピードや絞り値などの撮影情報を確認することができます。レンズは、35mm判換算で28-112mm相当の画角をカバー。開放F値は2-2.8と明るいのでコンパクトデジカメながら、ボケ味を添えることができます。「スーパーマクロモード」では、約1cmまで被写体に寄っての撮影が可能。手ブレ対策は、レンズ5枚をシフトさせる光学式手ブレ補正機構を搭載し、撮影を強力にアシストします。センサーはローパスフィルターレスの2/3型X-Trans CMOS II(裏面照射型)を採用し、有効画素数は約1200万画素。データ処理速度を2倍以上に高速化(従来比)した画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を組み合せることで、クラシカルなデザインに相応しい、サクサクと反応するスムーズな操作感を実現しています。具体的には、起動時間:約0.5秒、シャッタータイムラグ:約0.01秒、撮影間隔:約0.5秒、連写:12コマ/秒。AFに至っては、独自の撮像面位相差AF により0.06秒の合焦が可能というのですから、とにかく速い。このサクサク感に慣れてしまったら、手放せなくなりそうです。
( 写真:Z II, M.Ito / 文:KIMURAX )
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高画素化が進むコンパクトデジカメの中にあって、有効画素数は1200万画素と控えめなスペックですが、画素ピッチに余裕があるためか豊かな階調再現をしてくれるものだなと感じました。3枚目の桜の作例カットをご覧ください。西日に透ける花びら。輪郭から中央へと桃色が徐々に薄められていく様子が見て取れます。等倍近くまで拡大してみると、しべの1本1本までキリリと自然に解像しているあたりは、ローパスフィルターレスの恩恵に預かるところでしょう。続くパフェの作例カットにおいても、アイスの表面にある細かな結晶までつぶさに捉えています。ボケ味も柔らか。実にさりげなく主要被写体を引き立てており、品のよさを感じます。あらゆる動作が機敏であることは既にお伝えしましたが、さすがに暗がりのシーンともなればAFも難儀するだろうと予想していたのですが、潔く合焦。シャッターチャンスを逃さないとは、まさにこういった反射神経があればこそ。面白いように撮れるとは、X20 にピッタリの言葉ではないでしょうか。
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