Canon PowerShot G16 メーカーサイトへ
1210万画素(1/1.7 CMOS) / 5倍ズーム(28-140mm相当) / F1.8-2.8 / 108.8×75.9×40.3mm / 356g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / 光学ファインダー / Wi-Fi
ハイエンドコンパクトの先陣を切ってきたPowerShot Gシリーズの最新モデル。光学ファインダーの他、ホットシューを備えておりEOSのアクセサリーも使用できるとあって、操作感も含め、デジタル一眼レフユーザーのサブカメラとして支持されてきたシリーズであることは周知のことです。有効画素数約1210万画素となる1/1.7型のセンサーは、先代のG15からさらに進化を遂げ、高感度特性に有利な裏面照射型に。映像エンジンは新しいDIGIC 6を搭載し、描写性能をさらに向上させ、同時に画像処理スピードのアップも図られています。AF速度は0.17秒から0.1秒に短縮され、撮影タイムラグは0.13秒をマークしているそうで、先代もかなり速いという印象でしたので正直わかりませんでした(笑)。すでにストレスフリーの領域だったのでしょう。コンマ何秒の単位で、アスリートのごとくじわじわと縮めてくるあたり、頭の下がる思いです。ズームレンズの焦点距離は35mm判換算で 28-140mm相当の画角をカバー。開放値は、F1.8-F2.8と望遠端でも大変明るい大口径となっているので、屋内や夜景など光が乏しいシーンでも、積極的に狙っていくことができます。もちろんNDフィルターも内蔵。ピーカンの日中でも、絞りを開きボケを活かした撮影が可能です。さらには、「背景ぼかし」モードなるものまで備え、大型センサーのカメラで撮影したかのようなボケ味を添えることができるので、通常のプリントサイズであれば一眼レフによる撮像と見間違えてもおかしくはありません。Wi-Fi機能も搭載し、コンパクトデジカメのトレンドも押さえているあたりさすがです。
( 写真:Z II / 文:KIMURAX )
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センサーを裏面照射型とし、映像エンジンをDIGIC 6に刷新したことで、高感度特性の向上はもとより解像感のアップや、階調表現がより豊かになることが予測されましたが、実際の写りをご覧になられた印象はいかがでしょうか?順番に見てみますと、作例1枚目の空の階調再現性には目を見張るものがあり、遠景も十分に解像しています。2枚目は煩雑な被写体ですが、丁寧に捉えながら、コントラストもしっかり。花のカットは、ランの一種でしょうか。肉厚な花びらが放つ細やかなキラメキまで、実にリアルに写し込んでいるではありませんか。ゾクッとしてしまいました。これでもかといわんばかりに、最後のカットでは立体感あふれる描写。センサーサイズ1/1.7型のカメラでここまで撮れてしまうのですから、一眼レフの出番はよほどの目的があるとき以外は減ってしまいそうですよね。むしろこのような画質を常に持ち歩けるということに、嬉しさを感じずにはいられません。
広角端:6.1mm(35mm換算:28mm相当)
望遠端:30.5mm(35mm換算:140mm相当)
140mm相当 + プログレッシブファインズーム:約2倍/約280mm相当
140mm相当 + デジタルズーム:4倍/560mm相当
ISO:80
ISO:100
ISO:200
ISO:400
ISO:800
ISO:1600
ISO:3200
ISO:6400
ISO:12800
未設定
ノスタルジック
魚眼風
ジオラマ風
トイカメラ風
背景ぼかし
ソフトフォーカス
モノクロ
モノクロ:青
モノクロ:セピア
極彩色
オールドポスター