PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY SAL135F28 135mm F2.8 [T4.5] STF

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

ボケ味の極みを追求した、特殊なSTF(スムース・トランス・フォーカス)レンズ。レンズの周辺にいくほど透過する光量が少なくなる特殊フィルターを搭載することで、前後のボケ共に、鉄板に垂らした油がじわっと広がっていくような潤んだボケ味を堪能することができます。これは他社のボケ味コントロールの機能とは一線を画しています。特殊フィルターの存在により手動時の絞り値はF値ではなくT値となり、T4.5~6.7の無段階絞りでの使用となりますが、その開放付近でのボケをぜひとも堪能してほしいのです。もちろん、絞りリングを「A」ポジションに設定すれば、他のレンズと同様の使い方も可能・・・と、取説めいた話しになってしまい恐縮ですが、特殊なレンズが故のこと。「ピントはMFのみ」「絞りは自動と手動で、各羽根枚数が異なる」「最小絞り値も異なる」「手動絞り時は、絞り値に関係なくEXIFFにF4.5と書き込まれる」等々留意点もあります。とは言え、きりっとしたピントピークの立体感のある描写、そして美しさを極めたボケ味は正直クセになりそう。高コントラストで色乗りもよく、質感の表現にも長けているという優れもの。じっくりと撮影できる条件で、ポートレートや植物などを撮りたい人には、頼もしい画筆として1本加えてみてはいかがでしょうか。

( Photography : Y.Moriki / Text : KIMURAX )

ボケ味にも人それぞれ好みがあるものですが、STFレンズのボケ味は品のよい繊細さを感じさせます。ピント面の解像感も申し分なしです。

手前から奥まで、ピントの変遷がとてもなだらかなことが見てとれます。あまりにも全体の雰囲気が自然なためか、余計なところには気を取られずに、主要被写体へとスムーズに視線が誘導されます。

距離に関わらずスムーズなボケ味が得られるとなれば、純粋に被写体に集中しながら画作りができます。そのせいかMFはまったく苦にならず、フォーカシングに没頭できる時間がこれまた心地よく感じます。

目を見張るような立体感。1枚1枚の葉の形状をしっかりとらえながら、美しい緑の濃淡表現も色乗りよくなされています。ハイライト部分が主張してくるような賑やかなボケ味は皆無のようです。

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ボケ味の美しさを堪能してください。

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プロテクターは必要、考える余地無しです。

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