PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONYの動向
動画性能に注力、G Masterの拡充

コロナの影響を受けていないメーカーなど存在しないと思いますが、出てくる機材を見る限り、SONYというメーカーはまさに快進撃を続けています。ラインアップを見てみると、FX6、FX3と映像用「Cinema Line」に属するモデルが2機種もリリースされたように、ムービーへの注力ぶりが際立っています。とはいえ、同社は長年映像部門に関するプロダクトを手がけてきたわけですから、ごく自然な流れなのでしょう。もちろん、スチルカメラもどんどん進化しています。スチルとはいっても、α7S IIIはもちろんα7Cでさえも、おそらく多くの方が必要とする以上の動画性能を備えています。とはいえ、やはり5010万画素、8K動画、秒間30コマ静止画のα1はただただ衝撃的。撮影方法にも大変革をもたらす、ゲームチェンジャーとなるかもしれません。他、α4桁モデルやRXシリーズの新型にも期待したいところです。


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α1

5010万画素、30fps連写(ブラックアウトフリー)、8K/30p、15ストップのダイナミックレンジ、高画質ファインダー(944万ドット・リフレッシュレート240fps)、鳥瞳AFなどなど。ソニーのフラッグシップと言えばα9 IIなのかなと思っていましたが、それを凌駕する「THE ONE」がついに登場です。中身はα9シリーズとα7Rシリーズを合体進化させたようでもありますが、8K/30p(4:2:0, 10bit)、4Kでも120p(4:2:2, 10bit)と動画性能も化け物級です。ミノルタまで遡ってもα1というモデルは存在しなかったことを考えると名実ともに唯一無二の存在であり、ソニーが持てるものすべてをこの1台につぎ込んできた感があります。α9 IIの秒間20コマの時点ですでに一眼レフを凌駕していましたが、30コマともなると頭がついていかないほど異次元の世界です。その超絶スピードでブラックアウトフリーのスチル撮影をすれば、5000万画素を超える超高精細の静止画が手に入ります。さらに8Kで撮影しておいて後でコマを切り出しても約3300万画素ですが、これでもお釣りがくるほどの高解像度。APS-Cのクロップ撮影でも2100万画素と、これまた標準的なフルサイズに迫る画質を担保。つまり、テレコンバーターがなくても仕事ができてしまうのです。ちなみに静止画のファイル形式は、RAWやJPEG以外にもHEIF(High Efficiency Image Format。階調再現性が向上した10bitの記録形式)もサポート。他にも書けばきりがないほど高機能が詰まったアルファの王様。後はお財布とのご相談次第ですが、1台持っておけば出来ないことなどないと思えば、、、。

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α7S III

豊かな階調と高感度耐性が自慢の「S」の三代目は、かつてないほど動画機能が強化されました。画素数を抑えれば処理もスムーズになりますし、高感度でより速いシャッターを切っても綺麗に撮れるのですから、元々このシリーズはビデオカメラとしての資質を備えていたということでしょう。フルサイズ領域での4K全画素読み出しによる高画質映像はもちろん、4Kでも120pのハイフレームレート動画に対応。動きの速い被写体の撮影では少しでもフレームレートを稼ぎたいですから、秒間120コマで4Kというのは何ものにも代え難い魅力です。しかもジャイロデータ(カメラの動きに関する情報)を記録してくれるので、同社提供のソフトウェア「Catalyst Browse」で後から手ぶれ補正をかけることも可能。もちろん動画だけのカメラではありません。広大なダイナミックレンジでどこまでも美しい一枚を確約してくれます。今一番光と戯れたくなるミラーレスでもありますね。

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α7C

「フルサイズのためなら大型化は仕方ない」なんて我慢はもはや不要。潔いとも言えるシンプルな操作系もかえって使いやすい。「リアルタイムトラッキング」も使うほどにその良さが分かります。設定を工夫すれば往年の「中央の測距点でシャッターボタン半押し、構図を決定」と同じ操作が可能(フォーカスエリア:中央、AF-ON:押す間トラッキング)。当然その間追従するのでコサイン誤差の心配もなく、AFスポットの選択すら不要で撮影テンポもアップ。これはα7 IIIと迷った時の判断材料になるかも知れません。動画関連も抜かりありません。4K30p対応にバリアングル液晶と押さえるべきはきっちり押さえてありますし、α7S III同様「Catalyst Browse」を使えばパソコン上で手ぶれ補正をかけることもできます。どんな撮影でも小さいままこなせてしまう、とんでもないカメラです。

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FX6

モジュラーデザインを採用し必要に応じてアクセサリーを組み合わせて使うという、完全なるビデオカメラです。ずらりと並んだボタン類は動画で多用する機能にダイレクトにアクセスできる証。同社の映像用カメラシリーズ「CINEMA LINE」の中ではコンパクトですが、本格的な映像制作にしっかり使える立派なプロフェッショナルモデル。UIもCinema Lineのそれを採用しています。内容を考えるとこの価格設定も「大サービス」であると言えるでしょう。有効約1026万画素と画素数を抑えたフルサイズセンサーを搭載し、ダイナミックレンジは15ストップ超。Eマウントを採用したことで、魅力的なレンズ資産が動画にも活用できます。4Kで120fpsのハイフレームレート撮影が可能で、その際もAFが連動。最大ISOは409600の高感度性能を誇り、S-Log3撮影時にはISO800とISO12800のいわゆるデュアルネイティブISOを選択可能です。電子式可変NDフィルターも内蔵し、明るいシーンでも被写界深度を変えることなく撮影できます。この手のカメラがスチルの世界にも顔を出してきたという事実。FX6は、デジタルカメラの次の時代を象徴するカメラなのです。

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FX3

α7S IIIの中身をα7Cサイズの箱に入れたような感覚のムービーカメラですが、実際ムービーカメラでありながら使い勝手はα側に寄せられている点でFX6とは異なります。FX6が複数のクルーで行うような撮影シーンも想定しているのに対し、FX3は初めからハンドルが付属し、単独での撮影もスムーズに行えるように更にシンプルかつ機動性の高いカメラに仕上がっています。メニュー表示などのUIはα7S IIIと同様。EVFは非搭載でスチルの感覚から見ると何で?となりますが、動画撮影ではどのみちモニターを見ながらの撮影になるのでこれで正解。ボディ内手ブレ補正も搭載していますが、FX6は非搭載です。つまり、αでスチルを撮ってきた方でも、違和感なく動画を始めることができるのが本機のコンセプトではないかと思われます。その意味では、むしろα7S IIIとどっちにするか迷うかもしれませんが、例えばシャッターボタン周りにズームレバーがついていたり、録画ボタンを親指で押すことを想定したグリップ形状になっていることなど、動画撮影における操作性はFX3の方が上を行きます。静止画も動画も両方ということならα7S IIIを、動画中心であればやはりFX3でしょうね。

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FE 35mm F1.4 GM

数多くの35mm単焦点を擁するEマウントレンズラインアップですが、実はG Masterは不在でした。実際、無くても不満は無かったのですが、、、また新たな「頂」を見てしまいました。開放から隅々までシャープ。ボケはとろけるように柔らかい。気品、品格、情緒といった数値で測れない要素もきっちり押さえています。しかもサイズ感はカテゴリー内で最小の部類。最短撮影距離も27cm(AF時)/25cm(MF時)と寄りも効きますので、使いやすい事この上ありません。こういう隙のなさがG Masterである所以。撮りたい世界を収めやすい程よい広さを持ちながら、デフォルメが目立つほど遠近感が誇張されないのが35mmのアドバンテージ。本レンズはその決定版と言えるでしょう。

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FE 50 mm F1.2 GM

ソニーが誇るハイエンドレンズシリーズ、G Masterがデビューしたのが2016年。ついに50mmが登場しました。これほどのスタンダードな焦点距離のGMが不在だったのも意外ですが、まああのPlanarが鎮座していますからね。ともかく、大口径標準レンズというカテゴリーでは後発となり、そのスペックやサイズ感に注目が集まっていましたが、開放F値はSONY純正のEマウントとしては最速のF1.2となりました。サイズや重量とのバランスも考慮したと言うことでしょうね。FE 35mm F1.4 GMやFE 85mm F1.4 GMよりは一回り以上大きくなっていますが、高性能の50mm F1.2としては十分納得できるサイズですよね。これまでの名玉同様、本レンズもソニーテクノロジーが炸裂し、うっとりする表現力を見せてくれることは間違いないでしょう。レビューできる日を楽しみにしております。

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FE 24mm F2.8 G、FE 40mm F2.5 G、FE 50mm F2.5 G

まさかの、いや納得のフルサイズ用単焦点3兄弟です。大口径高性能も使いたいけれど、常用できるコンパクトなレンズもやっぱり欲しくなるのが、写真好きの性ですよね。こちらの3本は開放F値をF2.5あるいはF2.8として、小型化と高性能化を両立。焦点距離も、広角、準標準、標準と写真好きに刺さる絶妙なセッティングですよね。最短撮影距離もいずれも短めに設定されているので、寄って大きくぼかすこともできます。画質もGレンズですから間違いありませんし、AFもインナーフォーカスで高速高精度。ルックスもこれまたカッコいいのですが、外装はフードを含めて金属製です。また、絞りリングや、クリックON/OFFスイッチ、カスタマイズ可能のフォーカスホールドボタンまで備わっています。外形は3本とも全く同じ(フィルター径Φ49mm、最大径68mm×長さ45mm)。重量差も小さいので、ジンバルで動画を撮影中にレンズを交換する際も、バランス調整が最小限で済むのです。まさに完璧。「こうだったらいいな」というツッコミどころが見当たりません。α7Cが出た時、小さなFEの単焦点が欲しくなりませんでしたか?それが、出てくれるんです。3本も。じっくり選ぶもよし。3本とも手に入れるのは尚よし。発売がただただ待ち遠しいですね。

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ZV-1

昨年6月の衝撃的デビューも記憶に新しい、Vlog特化型のコンパクトカメラ。逆風吹き荒れるコンパクトデジタルカメラ市場において売れに売れておりまして、お洒落なホワイトモデルも加わり選ぶ楽しみもアップ。昨年の予告通り、このほど大型アップデート(Ver.2.00)を公開。従来のようにドライバーや専用ソフトをインストールしなくても、そのままマイク付きのウェブカメラとして使える、つまり「USBストリーミング」対応になりました。しかもZV-1本体のマイクも使えてしまうのです。この便利さを味わえばもう後戻りはできませんよね。もはやVlogカメラの決定版と言えるでしょう。

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