PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

LEICAの動向
最新ニーズを追求しつつも、ライカらしさは止まらない

クラシックレンズの復刻や特別限定モデルに見られるように、他とは一線を画した選択肢を提示できるのがライカというメーカーです。それは技術の進化が止まらぬデジタルの世界においても廃れない価値を提供しているということで、5年や10年を経たモデルを愛用し続けるユーザを見れば明らかでしょう。給料何ヶ月分かをはたいて手にした時計をメンテナンスしながら使い続ける。デジタルカメラの時代においてそんな世界を唯一描いてくれるのがライカの製品だと思います。

一方で投入される製品にしっかりと目を向ければ、その時代ごとに最良を追求していることもわかります。SL2-Sが示したものは映像のニーズに即したもの。M10系のファームアップではパースの歪みを補正する機能も実装されました。M型ライカにこれが必要かと言われれば奇妙に感じるところもありますが、何年か先になってみればその答えも出てくるはず。あと10年経ってもやはりM型が現役で使いやすいとしたら、こうしたメーカーの細かな努力が実った結果だと思うのです。


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Q2 Monochrom

白黒写真しか撮れないデジタルカメラなんていうものを作ってしまうのがライカというメーカーの凄みであります。高画質と携帯性を兼ね備えたレンズ固定式のQ2をモノクローム専用モデルとしたのが本機。カラーを潔く捨てることで得られる緻密な描写と濃密なトーンは衝撃的で、光によって描く「写真」というものの本質を存分に味わわせてくれます。2012年のM Monochromから8年という時を経て、今や搭載されるセンサーは4730万画素。小さなカメラで小気味よくスナップ撮影を楽しみ、得られる描写は並のものではないというのだから楽しいというほかありません。バルナックライカの時代に戻ったように、写真を撮ることの原点に立ち返る逸品だと思います。

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SL2-S

ライカと言えばM型レンジファインダーというイメージがありますが、撮影のための最高の道具を追求する姿勢はブレません。スチル撮影以上に広がるムービー撮影のニーズにしっかりと応えてきたのが本モデル。フルサイズミラーレスのSL2をベースに有効画素数を2400万画素に抑えた新センサーを搭載して、写真と映像のどちらにも強い道具を作り上げてきました。結果としてダイナミックレンジ、高感度耐性、連写性能、連続撮影枚数等も向上し、トータルバランスに優れたカメラとなっています。結果に対してストイックに取り組む撮影者にとって、頼もしい相棒となってくれるでしょう。

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M10-P "Reporter"

標準ラインアップに加えて、折々で特別限定モデルを発売してくれるのがライカのニクいところ。2021年1月発売の本モデルはダークグリーンの本体カラーにケブラー素材の外装を施し、ダンカンやアイゼンスタットといった写真家が活躍した時代の、ルポルタージュ撮影の現場をイメージした意匠となっています。実際M型ライカは報道の最前線で活躍してきた道具であり、こうした時代に思いを馳せながらシャッターを切れることはライカユーザの楽しみとも言えましょう。限定モデルは生産数が売れてしまったら終わり。今後も見逃してはいけません。

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Noctilux-M f1.2/50mm

ノクティルックス f1.2といえば玉数も少なく、中古市場での価格もさることながら「そもそも見つけられない」伝説的なレンズなのですが、ここに来てまさかの復刻です。光学設計も限りなくオリジナルに近づけたということで、M型ライカユーザ垂涎の1本となることは疑いありません。その後のF1.0や現行のF0.95に比べてコンパクトで取り回しが良いのも魅力ですし、何より新品であることの安心感は代えがたいもの。こうしたクラシックなラインをメーカー自ら掘り起こしてくれるあたり、素直にうれしいですね。万難を排して手に入れたらガンガン使い倒したいものです。

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APO-SUMMICRON-M F2/35mm ASPH.

有無を言わさぬ描写が魅力のアポ・ズミクロンMシリーズに35mmが追加となります。M型ライカユーザのお好みはそれぞれですが、35mmが常用レンズという方も多いはず。準広角で日常的に使いやすく、引いて広く撮るのも寄って切り取るのも自分次第というのがいいですよね。最短撮影距離が30cmというのも魅力で、SL2やSL2-Sなどと組み合わせれば(あるいは目測で接写をこなしてしまう猛者ならM型でも)、まさにオールラウンドな1本になることでしょう。唯一心配なのは「これ1本でいいや」となってしまうかどうかということ。レンズ選びの楽しみはまだまだ失いたくないですからね。

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