PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

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ハッセルブラッドの動向
伝統と最新を繋げる。

2019年にX1D 50Cが出た当時、その斬新かつ洗練されたデザインと圧倒的な高画質を目の当たりにして、「まあそうなるだろうな」と納得したのを覚えています。と同時に、「もうVシステムのレンズは使えないのか」と、寂しさも覚えてしまうのがファンの偽らざる心情でした。そんな日々を過ごしていた昨年、907X 50Cがリリースされました。我々の望みがついに叶ったのです。これはまさに、ガンダムのGアーマーです。レンズをAパーツ、ボディをガンダム、デジタルバックをBパーツとすれば、、、とにかく合体するメカはロマンなのです。話を戻すと、Planarの6枚玉が、500C/Mが、最新のデジタルバックに着く。我々のような人間は、もうこれだけでご飯三杯は軽くいけます。その後も着々とファームウェアが更新され、システムとしてさらに魅力的になっています。インターバルタイマー撮影時の最大コマ数が99コマから1000コマまで一気に強化され、ライブビューでの距離指標も表示されるように。また、後述する「XHコンバーター 0,8」を使えば、Hシステムのレンズも使用できるのですが、これでVとHとXが一本の線で繋がることになります。そんな一つの区切りを迎えた感もあるハッセルブラッド。今後はEVFを搭載したミラーレスタイプと、過去のシステムとの互換性を保ったタイプの両面で、ハイクオリティの中判スチルに注力してくるのではないかと想像しています。今のラインアップだけでも幸せいっぱいですが、次の知らせも楽しみに待ちましょう。


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XHコンバーター 0,8

X1D II 50Cや907XといったXシステムのカメラで、Hシステム一眼レフカメラ用の交換レンズ(HC/HCDレンズ)の使用を可能にするマウントアダプターのような存在。ただ、光学系が入っているので名称としては「コンバーター」となります。0.8倍ということで、機能的にはワイドコンバーターにあたりますね。メリットとしては、まず絞り値から2/3段明るくなることが大きいです。例えば、HC f/2,2 100mmに取り付けると、f/1,8 80mmとなりますが、これはハッセルブラッド史上最も明るいレンズを手が入る計算になります。他のメリットとしては、電子接点を有しているためAFも使え、最短撮影距離も不変。まさに良いことづくめですが、これもやはり伝統と最新をつなぐハッセルブラッドならではのプロダクトなのです。

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