PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
トーリ・ハン
防湿庫へのあらゆるニーズに対応
防湿庫と言えばトーリ・ハンというほどによく知られ、製品ラインナップは業界トップクラスのなんと80種類。防湿庫専門ですからねほんとスゴイ数です。カメラやレンズといった精密機器の保管には欠かすことのできないものですから、お世話になっている方も多いことと思います。ひとくちに防湿庫と言っても、一般用、業務用、薄型、小型、中型、大型、中湿度、低湿度、超低湿度、静電防止型など色々あるそうで、さすが専門メーカー。はたまた、ギターや楽器、美術工芸品、シガー等の保管、静電防止対策に最適なウエット・キャビの製造販売も行っているそうで興味がそそられます。
PH-110 / PH-80
大切な撮影機材だからこそ保管環境もしっかりと整えたいですよね。防湿庫といってもピンからキリまで。こちらのトーリ・ハンが手掛けるのは、"キリ"に当たるプレミアムシリーズ。収納キャパで異なるPH-80（容量76リットル）とPH-110（容量107リットル）が人気を博しています。一眼レフの収納目安としてはPH-80が18台、PH-110は24台。こちらのシリーズ、防湿庫としては先駆けとなる光触媒「ルネキャット」を棚板部に使用し、「防カビ」「抗菌」「脱臭」「浄化」してくれるとのこと。さらには、庫内・庫外の湿度が一目でわかるデュアル湿度計を備え、温度計も電気不要なアナログ式というとことも嬉しいですね。また充電用コンセントは庫内に1、庫外に1の計2つを用意しておりカメラのバッテリー充電もOK。そして極めつけはLED照明が庫内を照らしてくれるではありませんか。これぞまさに見た目も"プレミアム"。もちろんON/OFFのスイッチ付きです。
ポイント
しっかり防湿そして照明で魅せる。光触媒の力で、最上級の安心感を手に入れられる。
まとめると
湿度が低く保たれていれば安心ぐらいの気持ちでいましたが、光触媒という言葉を聞くと安心感がすこぶる高まるものです（笑）。光触媒の「ルネキャット」は太陽の光はもちろん、部屋の明かりにも反応して除菌や消臭までしてくるそうです。そしてなんと臭いの元や有害物質までも分解除去してしまうというのですから頼もしさこの上なしという印象。そこに加えてLED照明搭載ですからね。大事なものこそ愛でたくなる、機材マニアでなくてもその気持ちわかりますよね。単なる保管ではなく、魅せる防湿庫として活躍してくれるドライキャビネット・プレミアムシリーズ。スペースが許す限り設置したくなります。
EC-47-M2
がっちりと堅牢なスチール製（重量9kg）で仕立てられており、大切な機材を保管するに相応しい信頼感を備えています。容量は47リットルで、一眼レフでの収納目安は9台です。もちろんコンセントにACプラグを繋ぎますが、電気代は1日当たり1円以下という省エネ設計なところが嬉しいですね。さらには搭載の乾燥剤は半永久的に使用が可能なので、交換は不要となっており消耗品コストもゼロで二重マル。ところで電源を使用する防湿庫となると、やはり気になるのは音や振動でしょう。こちらのEC-47-M2は、無振動で無音仕様となっているのでノープロブレム。おおよそ設置場所にも困ることはないでしょうね。
ポイント
エントリーモデルという位置づけながら、末永く使える必要にして十分なマストアイテム。
まとめると
価格的にも入門者向け防湿庫という位置づけですが、しっかり丈夫な躯体ですから末永く愛用できること請け合いです。電気代が極めて少なく、消耗品ゼロというランニングコストの少なさは長い目で見ても大変魅力的。衣装ケースに乾燥剤をぶち込んで、という簡易な防湿対策しか講じてこなかった方々にはぜひ導入を検討してみてはどうでしょうか。カメラやレンズをカビや錆から守るための防湿庫というイメージがありますが、デリケートな時計や宝飾品をはじめ、フィルムやメディアなどもグッドコンディションで保管できますからね。一家に一台あると何かと重宝するはずですよ。
