PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

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ハッセルブラッド
撮影分野を広げていくアクセサリーの提供

1957年に500cを発売したハッセルは、その使いやすさを追求するために膨大なアクセサリーを生み出してきました。アタッチメントを変えることでボディー、フード、時計のように付けることができる露出計。アイレベルファインダー、スポーツファインダー。面白いものでは6x6に正確にカットするためのハサミ、被写体とカメラを水平に構えるためのミラーシステムと、撮影者のことを真剣に考える真面目なメーカーらしい気配りでアクセサリーを作り続けてきました。カメラが電子化され便利な機能が内蔵されるようになり、さすがにアクセサリーの数は減ってきましたが、カメラの使いやすさを追求するという姿勢は変わっていないようです。

ハッセルが本領を発揮するのは、そのレンズシャッターを生かしたスタジオワーク。そのポリシーは新しいミラーレス中判デジタルにも受け継がれています。Xシリーズはコンパクトなシステムですが、そのスペックを考えればスタジオ撮影でも十分にパフォーマンスを発揮することが考えられます。ただスタジオワークの細かな要求に答え、それを現場で確認しながら撮影するには、パソコンを持ち込む等コンパクトな機材の良さを犠牲にしてしまうイメージがありました。そこで登場したアクセサリーがX1D II 50CとiPad Proを繋ぐソフトPhocus mobile2。このソフトは外で画像を確認できることで注目を浴びていますが、本当に本領を発揮するのはプロも含めたスタジオワークではないでしょうか。


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Hasselblad Phocus mobile2
X1D II 50Cおよび907X Special EditionをiPadでコントロール

高画素のカメラを使うとき一番心配になるのは高画素を生かし切った画が撮れているかどうか。Phocus mobile2をiPad Proで使うことで、X1D II 50Cおよび907X Special Editionの画像編集が外出先でも可能になり撮影後すぐに画を確認したり、RAW画像コントロールし現像することが可能になります。またPhocus Mobile 2を通してカメラの露出、シャッタースピードやISOを直接コントロールできます。さらに、iPadからシャッターを切ることも可能で、画像はSDカードまたはローカルライブラリに保存されます。携帯性がよく軽快に使えるカメラですが、iPad Proと繋ぐことでその撮影範囲をスタジオワークまで広げることができます。

ポイント

撮影現場ですぐに画像を確認。RAW画像を煮詰めて現像することも

まとめると

撮影現場ですぐに画像が確認できることが謳い文句のようですが、実際にはPhocus mobile2とiPad Proの組み合わせは、スタジオ撮影で一番求められてきたものではないでしょうか。スタジオでカメラマンがシャッターを斬りながら、後ろでデザイナー、スポンサーが確認する、広告の撮影現場では当たり前に行われていたことが、このコンパクトな中判デジタルで行えるようになる。やはりハッセルはプロ機材のイメージですね。

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