PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

DJI
ドローンはもちろん、さらなる意欲作を次々と

ドローンと言えばDJI、それほどに世界中へと知れ渡っている人気のメーカー。本社は中国のシリコンバレーと表され、経済特区にも指定されている深圳(シンセン)です。2006年の創業からわずか3年でドローンの飛行を制御するフライトコントローラーを初めて製品化に成功。今やDJIの代名詞にもなっている「Phantom」シリーズは2012年にリリース開始。一気にDJIの名が広がるのと共に、特長のある高性能なドローンをはじめフライトシステムを世に送り出しています。さらには、ドローンに搭載するカメラ技術を活かし制御技術(ジンバル)を応用した「Osmo Pocket」や「Ronin」、さらには4K対応のアクションカメラといった意欲作を次々にリリースする、エネルギッシュで勢いのあるメーカーです。

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DJI Mavic Mini
Mavic 史上限界の軽量化に挑んだMini

Mavicシリーズの技術を継承して設計されたMavic Miniは、限界まで軽量化した機体に上位モデルと同等の機能を搭載し、DJI史上最も軽量な空飛ぶカメラです。アームを折りたたんだ状態(140×82×57mm)にすれば、手のひらに乗ってしまう大変コンパクトなボディにまとめ上げ、2.7Kカメラを備え3軸ジンバルを搭載しながらもなんと重量は199gという超軽量。その軽さのおかげで無人航空機ではなく模型航空機に位置づけられ、飛行の申請が不要とのこと(本記事執筆時点)。折りたたみ式の送信機も付属しており、国内モデルは2.4GHz帯の無線伝送を使用するので最大伝送距離は2000mとなっています。さらにスペックをみていくと、最大飛行速度:13m/秒(スポーツモード、通常モードは8m/秒)、最大飛行時間:18分、運用限界高度:海抜3000m。センサーは下方センサーとGPS。カメラ部の1/2.3インチCMOSセンサーは有効画素数1200万画素、レンズは35mm判換算で24mm相当の広角レンズで開放F値はF2.8となっています。小型軽量化のために撮影機能は絞られているものの、位置情報を元に操縦者を中心に自動撮影する、ドローニー、サークル、ヘリックス、ロケットの4種のクイックショット機能が用意されています。

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ポイント

サイズ、価格、操縦のしやすさ。手軽に本格空撮が始められる。

まとめると

すでにMavicシリーズをお持ちの方にはサブ機としても重宝しそうなミニマムなドローン。そしてサイズ感だけでなく価格的にも大変コンパクトなので、ドローン初心者の方にも手にしやすいのがこのMavic Miniです。先にも触れましたが、インテリジェント機能であるクイックショット機能も搭載されているので、初心者の方でも比較的簡単に操作にも慣れてしまうと思います。撮影に関しても必要にして十分な画質が得られるので、近頃のスマートフォーンでサクサクと撮影する感覚でしょうか。ドローンや空撮には興味がありながらもまだ体験できていない方でも手軽にできるようになったことば素晴らしいこと。もちろん遵守しなければならない法令やマナーもありますが、比較的に自由度のある本製品なら気持ちよくドローンデビューが果たせるはずです。

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DJI Ronin-SC
ミラーレスカメラONジンバルはより軽快に

ミラーレスカメラ用に設計された片手持ち3軸ジンバル Ronin-SCは、軽量設計で抜群の手ブレ補正機能を搭載しています。さまざまな環境において、プロレベルに迫る映像撮影に挑戦できるといううれしい一品。単品での重量は1.1kgと、従来のRonin-Sと比べなんと41%の軽量化を果たしています。動きの速い被写体を撮影するスポーツモード、無制限に回転できるRoll 360、タイムラプス/モーションラプス、モーションコントロール、パノラマ撮影など、RONIN-Sから受け継がれている機能は多いです。そしてSCから新たに加えられた機能として「Force Mobile」「ActiveTrack 3.0」があります。スマホアプリと使用するForce Mobileは、スマホを傾けるとジンバルも同調するというもの。カメラから離れた場所からでもフレームワークをコントロールすることが可能です。同じくアプリを利用するActiveTrack 3.0は、アプリの操作画面上で追従したい被写体を指定すると、自動で画面中央に捉え続けてくれるとのこと。これならある程度ラフに構えても、フレームアウトする心配もないですね。

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ポイント

従来のRonin-Sから41%の軽量化。新機能も搭載し、ジンバル撮影を軽やかに。

まとめると

負担を感じず長時間撮影したいという撮影現場からの要望に応え生まれたRonin-SC。従来品から41%もの軽量化は実に素晴らしいことです。さらには、カメラを装着した際に行うバランス調整作業が格段にしやすくなっている点も特筆すべきところ(装着するカメラの重さは様々なのでこの作業がどうしても必要になります)。RONIN-Sではカメラ装着後に、電源ONせずにジンバルが自由に動く状態(だらっとした状態)のままで、動かぬよう慎重にバランス調整しなくてはなりません。しかしこちらのRONIN-SCには、パン軸、チルト軸、ロール軸それぞれにロック機構を備えたことで、全ロック状態から1軸ごとにロックを解除してバランス調整ができるので、スムーズにセッティングが可能です。今回SCが登場し、ミラーレスカメラに対応すべく軽量化した点に目が行きがちですが、こういったちょっとした操作・調整作業にも、改良・改善が施されているのはうれしいですね。ユーザーからの声を大事にしていることが窺えます。

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