PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

ケンコー・トキナー
ミラーレスカメラ用レンズに注力

トキナーは今年で創立70周年を迎えますが、ケンコー・トキナー社ではTokinaを含め、Kenko、Lensbaby、SAMYANGと、4つのレンズブランドを扱っています。またマウントアダプター、フィルター、フード、三脚、露出計、バッグやケース、双眼鏡に単眼鏡に望遠鏡に顕微鏡、更には介護用品に至るまで多種多様な製品も展開。まさに巨大なる隙間産業です。世の中に存在しない、あれば助かる製品を届けることで、QoLの向上に寄与する会社だと言っても良いでしょう。

最大の注目はミラーレスカメラ用レンズの「Tokina atx-m/atx-iシリーズ」の単焦点レンズ群で、SONY Eマウントと富士フイルムXマウントを用意。サードパーティーだからといって写りに妥協していたのは大昔の話ですよね。純正に比肩する中身を、破壊力抜群のコストで手に入れる魔法の手段を提供してくれるのがトキナーなのです。浮いたお金は旅費や他のアクセサリーにも回せますし、更に上位のカメラを狙うこともできそうですね。シグマやタムロンがそれぞれの道を歩む中、OperaやFIRINレンズでのろしを上げ、確かな写りを良心的に提供してきたトキナー。 今後の歩みが楽しみです。


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Tokina atx-m/atx-iシリーズ
単焦点を一気に拡充

APS-Cセンサー搭載機対応のEマウントとXマウントはいずれも開放F値がF1.4で、焦点距離が23mm、33mm、56mm。35mm判換算で約35mm、50mm、84mm相当の画角となり、大口径の広角、標準、中望遠レンズとして幅広く活用できます。Xマウントはレンズメーカー製では初となるAFレンズとなり、最新設計のAFにも期待が持てます。フルサイズ対応のEマウントは、既に85mm F1.8が先陣を切って発売中です。メーカー提供のサンプル画像を見てみると、ボケが美しく玉ボケも円形を保っています。解像力においても、α7R Ⅳのような高画素機に負けることはなく開放からシャープ。発色は落ち着きのある仕上がりでトキナーらしい絶妙なさじ加減です。なお、このフルサイズ機用のEマウントは今秋に35mm F1.8と50mm F1.8が加わる予定なので、こちらも楽しみですよね。atx-mシリーズ以外では、発売予定のatx-iシリーズ「11-20mm F2.8CF」にも注目です。一眼レフ用でニコンFマウントとキヤノンEFマウントのAPS-Cセンサー搭載機に対応しています。使用頻度の高い広角域をF2.8通しで使える。ズームレンジを狭めたことによる取り回しの良さにも期待です。

ポイント

主軸となる焦点距離が揃う。Xマウントはレンズメーカー製では初めてAFを搭載。

まとめると

23mmや33mmはスナップにも最適。少し客観性も漂わせるなら23mmでしょうか。引けば建築系も狙えますし寄ってのルポルタージュも面白そうです。逆に主観を中心に構成するなら33mmでしょう。フットワークや絞り次第で広角のようにも望遠のようにも撮れるので、初めての単焦点をお探しならまずこの1本から始めるのが良いですね。56mmは本格的な望遠となり、主役だけを大きく写すことが可能ですし、圧縮効果で前後の世界を同じ時間軸の中に表現できます。

フルサイズ対応で開放F1.8という設定は、高画質を維持しながらもサイズやコストとのバランスを考えてのことでしょう。それでも相当ボケますよ。こちらの3本もAPS-C機対応のレンズと同様の焦点距離を持つ広角、標準、中望遠のトリオ構成で、いずれも開放からビシッと写ってくれそうな予感がプンプンします。

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SAMYANG AF 75mm F1.8 FE
コンパクトで明るい中望遠

わずか230g、全長69mmと、非常にコンパクトな中望遠レンズです。アクロマートを採用した3枚の低分散レンズ(ED)で、色収差を抑制。UMCコーティングで内部反射対策も万全。ヌケの良い鮮明な写真が得られます。動画撮影にも配慮し、新開発のSTM(ステッピングモーター)を採用。AFも高速で静粛です。本体には「カスタムスイッチ」を装備し、ピントリングで絞りの設定が行えるようになりました。

ポイント

50mmと100mmの中間の75mmは標準と中望遠の良いとこ取り。余白を残せる画角が実は使いやすい。

まとめると

50mmと100mmの中間である75mm。広めの中望遠という位置づけになりますが、その用途は意外に広く実に奥の深い焦点距離です。少し離れた所から見守るような視点を持っているのでポートレートも得意ですが、フレームを被写体だけで埋めるだけでなく、少しだけ背景も取り込める器用さもあります。圧縮効果もしっかりと認められるので、縦位置で前後の光景を串刺しで撮影できる面白さにもハマりますよ。標準ズームに埋もれてしまいがちな焦点距離ですが、F1.8のボケは単焦点でしか得られませんし、ヌケもやはり単焦点が一段上です。

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SAMYANG XP 10mm F3.5
魚眼ではない10mm

10mm?APS-C用でしょ?と思ったら、とんでもありませんでした。フルサイズ用で、しかも魚眼じゃないというのですから二度ビックリです。キャノンのEFマウントに対応するフルサイズ用の超広角レンズで、130度という画角は「Voigtlander HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6」と並ぶ、現時点での世界最広角。しかもこちらは開放F値がF3.5で最短撮影距離も26cmと、より攻めたスペックでの登場です。

ポイント

超超広角10mm。魚眼にあらず。

まとめると

MFレンズですが、この画角ですからピント合わせに苦労することはないですし、気になれば拡大表示すればよいだけのことです。歪曲も非常に少ないので、まずはまっすぐ被写体と相対したいところ。取り込まれる周辺環境の広さに驚嘆することは間違いなく、その膨大な情報量は被写体にまつわるストーリーをも事細かに紡ぎ出してくれるでしょう。5000万画素以上の高画素にも対応する光学設計とのことですし、純正ラインナップでは中々見かけない焦点距離なので、1本持っておくと何かと役に立つと思います。

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