PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY
時代を牽引し、風に乗るカメラたち

SONYのラインアップで何が印象的かと言えば、レンズ交換式からコンパクトまで弱いジャンルが一つもなく、全部SONYで揃えたくなるほどの魔力を持った製品ばかりだということです。その基本となるセンサー開発でも嬉しいニュースがありました。「令和2年 春の褒章」において、SONYは紫綬褒章を受章。積層型多機能CMOSイメージセンサー構造の開発により、半導体産業の活性化に貢献したことが理由です。さもありなん。言うまでもなくSONYはイメージセンサー市場におけるリーダーとして屈指のシェアを保ち続けており、デジタルカメラのみならず携帯電話、医療機器、自動車などの基幹デバイスがイメージセンサー無しでは存在できないほど、その開発は重要な事業になっています。何事に関しても常にブレイクスルーを起こす様はまさにソニー節全開であり、その勢いは自ずと直近1年間の新製品にも現れています。

その筆頭が、動画撮影に最適化された出来たてホヤホヤの新製品、「VLOGCAM ZV-1」です。2019年、ネット広告費(2兆円)が初めてテレビ広告費を上回りました。中でも「Youtuber」が与える影響は甚大で、その潮流をSONYは見逃しませんでした。更に、期せずして始まった「新しい生活様式」。ビデオ会議も定着していく中で、まさに今しかないというタイミングでの投入です。もう流石を通り越して、すごいとしか言いようがありません。今の事態は想定外だったにしても、日頃から時代の風を読んでいなければ生まれ得ない製品であり、社会に貢献する素晴らしいカメラだと思います。

レンズ交換式では、超高画素と動体向けのフラグシップ(α7R IV、α9 II)を同時に展開したことが大きな動きでした。36x24mmの枠にピクセルを積めるだけ積み込む方向と、ピクセル数は抑えて連写能力の向上やブラックアウトフリー撮影を実現する方向。その双方の最高級機を同じ年にリリースし、更にベーシックなモデルも展開できてしまうのは、やはり自前でセンサーをこしらえる能力を有し、複数の開発チームを同時に走らせているからでしょう。今後はどうなるのか。AFや連写能力の更なる強化、6K動画出力あたりを備えてくるのでしょうか。EVFのフレームレートや見え味も更に向上させてくるかもしれません。工業製品は進化するほど似てくるものです。複数のプロダクトラインもいずれは1つに収束していくのかもしれませんが、その頃にはまた新たなブレークスルーを起こしてくれる。SONYならきっとそうだと、思えるのです。


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SONY α9 II
カメラ界のトップアスリート

電子シャッターで秒間20コマ。機械式でも10コマ。AFの喰らいつきの良さも非凡で、画面の端から端まで被写体を追い回します。EVFもブラックアウトフリーで被写体を追いやすく、撮れたかどうか不安になることがありません。つまり、目に見えなかった瞬間を見せてくれるカメラなのです。画素数もスタンダードな範囲に収められているので、連写の多い撮影でもデータの扱いに安心感がありますね。

ポイント

秒間20コマ、高速AF、アンチローリングシャッター。イノベーションが、見たことのない瞬間を歪み無く写し出す。

まとめると

動体ですと、例えば野球やゴルフなどでバットやドライバーなどを振る瞬間の写真が撮れてしまいます。しかもアンチローリングシャッターですから、「棒」がグニャリと曲がって写ることがありません。20fpsの連射は実は風景でも有利です。滝の水しぶきの表情も、2つとして同じものはありませんが、撮影時は全ての瞬間は見えません。なので構図を決めたらとにかくこのカメラで連射してみる。そして後でグッと来る一瞬を選べばよいのです。そして滝以外の風景であっても、眼前の風景は一時も止まっていませんよね。その移ろいをまるごと連写で捉える力をこのカメラは持っているのです。あ、意外にもスナップでも相当使えますよ。今!と思った瞬間の前後にこそ絵になるシーンが転がっている。経験者はお分かりかと思います。

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SONY α7R IV
高画素の不安を完全払拭

先代の4240万画素でお腹いっぱいだったはずが、この6100万画素がまた美味で消化がよろしい。超高解像度は言うまでもなく、最大15段のダイナミックレンジで実は階調も豊かだなんて、もう今度こそ満腹です。将来的に画素が足りなくなるような事態は、、、今はちょっと想像がつきません。Eマウントをお使いで限りなく精細に記録したいのなら、これ一択でしょう。

ポイント

解像は任せた。でも階調も得意なんです。

まとめると

森林など高周波な被写体を撮る時は、あえて手ブレ補正(もちろん相当パワフルです)をオフにして、しっかりした三脚に載せてじっくりと撮りこんでみたくなるカメラです。もちろんピクセルシフトマルチ撮影で、2億4080万の画素たちが紡ぎ出す圧倒的ディテールに卒倒するのも一興。マクロレンズで西陣織や枯れ葉の葉脈のような繊細な被写体を狙ってみるのも面白そうですし、あるいはどこまでもシャープな遠景写真に取り組んでみるのも良いですね。忘れてはならないのが、APS-Cクロップ時でも2600万画素を維持してくれること。F値の暗くならない1.5倍テレコンが入っているようなものでいざという時に頼りになりますし、バッグから望遠レンズが1本減ると考えると気分も軽くなりませんか?

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SONY α6600
大多数の大本命?

APS-Cサイズセンサー搭載のフラッグシップ。秒間11コマの高速連写。2420万画素のExmor CMOSセンサーとBIONZ Xのテッパンコンビで安心の画作り。フラットでコンパクトなボディデザインは携帯性も高く常に持ち歩きたくなりますし、バッテリーライフも向上。あまりに完成度が高くフルサイズの必要性すら疑ってしまう、お財布に優しいのでレンズに手を出してしまう、誠に罪深い一台です。

ポイント

優等生α6500をベースにAFとバッテリーライフを強化した、デキスギくん。

まとめると

実際ソニーで一番売れているとのことで、間違いなく幸せになれるカメラです。性能、拡張性、サイズ、価格。α6500は、全てにおいて八方良しの選択肢と言えるでしょう。1.5倍のクロップ係数は野生動物の望遠撮影にも有利に働きます。Eマウントはレンズが充実していますし、マウントアダプターを使えばこれまた深遠なる沼が。膝辺りまで浸かった頃にフルサイズに行くのもいとをかし。

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SONY RX100 VII
熟成の高倍率ズームコンパクト

24-200mm相当のZEISS高倍率ズーム、α9ゆずりのAF追随性能、瞳AF(人、動物)、物体認識アルゴリズムによるリアルタイムトラッキング、1型センサー、20fps、ブラックアウトフリーEVF、ポップアップファインダー内蔵、90コマ/秒のワンショット連続撮影、アンチディストーションシャッター、4K動画(30p)、最大4段分の手ブレ補正、タッチシャッター、チルト式液晶、、、詰め込み具合は伝わりましたか?こんなカメラ、ソニーにしか作れません。

ポイント

ソニー伝統の1インチセンサー搭載コンパクトに、高倍率ズームを搭載。映像機能もより進化。

まとめると

このカメラがあるとスナップが楽しくなります。ポケットサイズですし、画質も十分すぎるほどで、ツァイスのコクのある写りもしっかりと堪能できます。その意味では、Contax TVSシリーズのデジタル版とも言えるかもしれません。軽くて小さいので、荷物が増えがちな取材でも助かっています。まあとにかく大抵のジャンルはこれ一台で撮れてしまいますので、後は常に携帯することをお忘れなく。24-70mm相当のRX100M5Aと迷っている方。比較のしようがありませんので、両機とも手に入れるのが正解でございます。

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SONY VLOGCAM ZV-1
みんなが待っていた、Vlog向けカメラ

「新しい生活様式」が定着する中で、こういうカメラを出してくるのはSONYだろうなあと思っていたら、本当に出してきました。しかも完璧なタイミングです。ZV-1は、24-70mm相当レンズを搭載したRX100シリーズをVlogに特化させたようなカメラで、基本性能の高さは折り紙付きです。Vlogとは映像によるブログのようなもので、文章の代わりに筆者自身が喋っている様子などを映像で伝える表現手段ですが、御存知の通り今最も注目を浴びるメディアです。本機はVlog撮影に便利な機能が満載。自撮りに便利なバリアングル液晶。押すごとに背景をぼかすかくっきりさせるか選ぶことができる、背景ボケ切り替えボタン。そして、顔に合っているピントをワンタッチで商品の方に合わせてくれる商品レビュー用設定ボタン。録画ボタン自体も大型なのも良いですね。ボディ上部には3つのマイクが内蔵されており、高音質で録画できます(外付けマイクを接続すれば更なる高音質化も可能)。ウインドスクリーンも付属しているので、強風でも音がボワーッとなることがありません。また、ウェブカメラのように利用できる機能もあり(別途Windows 10向け専用アプリ(7月頃公開予定)のインストールが必要)、生活スタイルが変わりつつある今、最も必要とされているカメラの一つと言えるでしょう。

ポイント

世界初のVlog専用コンパクト。RX100ベースで安心の基本性能。Vlog事始めにもうってつけ。

まとめると

文章を理解するには読者が読み進める努力を必要としますが、映像は見ているだけで一定時間内に完結するわけですから、物事をサクッと伝えるには都合の良いメディアです。従来のカメラでVlogとなると、被写界深度やピント位置など、写真に関する専門的知識も必要でした。本機はそういった壁をぶち破る存在です。映像で伝えたいことがあるから記録するという純粋な動機だけで、専門的知識無しで、内容だけに集中させてくれる道具なのです。もちろんそこが一番難しいのですが、他人にどうやったら伝わるかあれこれ考えることは、それだけでも価値のあることではないでしょうか。

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