PHOTO YODOBASHI

ソニーブース概況フルサイズミラーレスシーンをリードするソニー

さて、フルサイズミラーレスカメラの道を切り拓いてきたSONYのブースです。まさに群雄割拠の様相となってきましたが、用途別にボディを各種展開し、マウントにネイティブなレンズは既にかなりの次元で完成に近づきつつあります。そもそも、カメラのキーデバイスからレンズに至るまですべてを開発展開するメーカーですから、これからの展開に対する潜在的なパワーは推して知るべし。したがって、これからさらに面白いぞ、SONYは。そんな風に感じる次第です。CP+あたりですでに新機種は出そろっているタイミングですが、Eマウント用に新たなレンズが1本登場しています。そちらをまず紹介しつつ、ブース概況をお伝えしましょう。

PHOTO YODOBASHI

GMシリーズで新登場、「FE 24mm F1.4 GM」です。G Masterでのラインアップのため、ボケ味にもこだわった1本に仕上がっているのだと想像されます。開放F値からすればかなりコンパクトな印象。※詳細はこちら

PHOTO YODOBASHI

もう少し寄ってみましょう。毎度毎度クリアケースに阻まれ、まずきちんと撮ることが不可能であります。Eマウントレンズは毎度思わされますが、ジャンルを問わずレンズの意匠がよいですね。最初にスペックだけを聞いていたので、実物はもっと大きなレンズかと思っていましたが、拍子抜けするほどコンパクト。

PHOTO YODOBASHI

こちら真横から。鏡胴の中央にあるボタンは、AFのフォーカスストップに使われるものですが、最新ボディと組み合わせて瞳AFの使用にも便利。かつ、その他の機能を割り当てることができるそうです。なお、絞り輪がありますが、こちらのクリックをオンオフできるようで、映像での使用を意識したレンズにもなっているようです。

PHOTO YODOBASHI

後方から。なにやら後ろ玉の大きさがかなりのものです。低照度下での撮影はもちろん、このF値ですから、ワイド側のポートレートとしても面白そうな1本です。実写インプレッションをぜひお楽しみに!

PHOTO YODOBASHI

さて、ブースの概況を。おおまかには、α(E/A)、RXシリーズ、映像関係、タッチアンドトライ用のデモエリアといったところ。スチル用のカメラ専業メーカーではないため、ビジュアルに関するあらゆるプロダクトが並び、毎回本当に賑やかなのがSONYブース。

PHOTO YODOBASHI

あまりにキャッチーでイノベーティブな製品を繰り出すメーカーなので少々意外かもしれませんが、いわゆる「プロサポート」をしっかり提供していたりします。プロの現場でも本当にSONYを使うユーザーが増えた印象があります。したがって、このサービスの存在は然るべき、ではあります。

PHOTO YODOBASHI

α9と400mm。この存在そのものが現在のSONYが立つ場所を物語ります。ミラーレスカメラで動きものが撮れる、そして脅威のコマ速。確実に我々に可能性を与えてくれた存在。

» SONY SEL400F28GM FE 400mm F2.8 GM OSS SHOOTING REPORT

PHOTO YODOBASHI

いつもSONYブースを訪れるのに楽しみにしているのが、この映像エリア。

PHOTO YODOBASHI

うはっ......。堪えられませんなー。まったく映像の方面はわかりませんが、機材を見てるだけで撮ってみたい!

PHOTO YODOBASHI

ここ最近の展示で定番となりつつある、カメラの向こうのエンドレス寸劇(笑)被写体となる方が延々演技しているところを映像のカメラで覗くわけですが、これがホントにファインダーを覗いてると映画をみてるようで面白いのです。業務用でなくても、お手持ちのαに外部モニターをつけ、MFでピントを送れば同じ気分が味わえますよ!

PHOTO YODOBASHI

Aマウントの整備はもとより、新たにマウントを興してから数年、Eマウントのラインアップも本当に充実しました。カメラだけでもそれ以外のモノを矢継ぎ早にリリースしながらここに至ってるわけですから、そのパワーたるや恐ろしいものがあります。また欲しくなるようなものをバンバン出されて、これが実に困る。

PHOTO YODOBASHI

最後に、いまのSONYにもっとも「らしさ」を感じるカットを。相変わらずキャッチーでイノベーティブ。しかし、今のSONYは猛烈に機械に心を奪われた人々を虜にする、何かがあるのです。

( 2018.09.28 )