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ニコンブブース概況101年目のニコン、「Z 7」と「D850」の両輪での構成

前回のフォトキナでは「I AM・・」というキャッチフレーズが随所に見られたニコンブース。今回はD850と新型のミラーレス「Z 7」を明確に打ち出した構成になっていました。取材の都合上ブースを訪れたのが閉場間際だったのですが(人が多く取材できそうになかった)、タッチアンドトライのコーナーは相変わらずの大賑わい。国内のイベントでもかなりの活況でしたがやはり「Z 7」の注目度は抜群といった印象です。さっそくブースの概況をお伝えしましょう。

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いきなりこのレンズを見に行くのがPY編集部員であります。残念ながらクリアケースの中で、レンズそのものを手にすることはできませんでした。

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なかなか立派なレンズです。しかしNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctでしょう? かつてのノクトニッコールより明るいわけで、いったいどんな描写なのでしょうか。早く貸してくださいよ〜ニコンさん。

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なんとかサイズ感だけでも伝わらないかと、クリアケースの上・横と手を繰り出してあーでもないこーでもないと撮影していたら、他のお客さんに「なにやってんの?」と笑われました。片言の英語で目的を伝えると、フレームに顔を入れてくるお兄ちゃん。要らんて、お兄さん(笑)

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そしてこちらの広角ズームもクリアケースの中。いやいや、新規にマウントを興してカメラを作り、挙げ句レンズを並べるのは本当に大変だと思います。フルサイズのミラーレスといえばSONYが切り開いてきた道ですが、SONYもひたすらレンズラインアップの充実に精力を傾けてきていました。おお、ニコンもキヤノンもそしてパナソニックまで、と思いつつも、少し温かい気持ちで見てる面もあるでしょうね。今度聞いてみたい(笑)

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マグネシウムのヌードボディ。不思議なモノで、ニコンの一眼レフを見ているのとまるで変わらない気がします。ボディを実際に手にしてみると、やっぱりニコンのボディなんですよ。何を作っても金太郎飴のようにニコン。面白いものです。

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タッチアンドトライのコーナーでは、みなさん本当に熱心にファインダーを覗いてはスタッフの皆さんに質問。しかし皆さん妙に嬉しそう。なかなかきわどい質問から、実勢価格はどれぐらいになるんだ、なぜもっと早く出さなかったのかといった質問まで聞き耳立ててると本当に面白い!

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みなさんこのカメラをご存じですか? Z 7 / Z 6の陰に隠れて、ちょっと霞んでしまっているのかもしれませんが、既にZ 7は触っていたので、このカメラを見るのが楽しみだったのです。「COOLPIX P1000」です! 35mm判換算で24-3000mm相当の超ド級倍率のズームを搭載しているのです。3000mmですよ! 実は発表時からヨドバシ.comのショッピングカートに入りっぱなしの一台。

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とりあえずテレ端まで伸ばしてしましょう。にょーんと。いいですねえ〜! しかし24mmから3000mm、VR入り。これ一台あれば殆どのものが撮れてしまいます。

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手に取ると、こんな雰囲気です。なかなかな兵器感。大きいと感じる方も居るかもしれませんね。確かに決してコンパクトなカメラではありません。それにしたってテレ端3000mmです。焦点距離は開放F値と同じようなもので、それでしか覗けない世界があります。ぜひ覗いてみたい!......と覗いたら、いくらだだっ広いメッセの会場でも、ブースが乱立しているわけで何処を覗いているかさっぱりわかりませんでした(笑)しかし手ブレ補正はガチっと効いている印象です。帰国後カートから決済画面に進むのは必至。編集長、出張手当で買ってくれませんか。

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ほら、みんなにょーんですよ。手前の方のニヤリ具合をご覧ください。ひっきりなしに皆さん訪れ覗き込んではニヤー。

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林に打ち込んだボールをピッチングウェッジで横に出す如く......。みなさん同じ方向にレンズをにょーん(笑)

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ニコンのブースは、シーンを置くというよりは、商品ジャンル毎にタッチアンドトライコーナーを作ることに専念した雰囲気で大変スッキリしています。こちらはZ 7のタッチアンドトライコーナー。

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アトラクション的なものといえば、この「HI-SPEED CINEBOT」というもの。2本のロボットアームにボディをそれぞれマウント。パフォーマーが踊り、なにやらロボットアームもいろんなアングルに動いて、それを映像で捉えるというデモストレーション。動きが速すぎてパフォーマーもロボットアームもまったく止まらない! いつもスチール一辺倒なので、こんな使い方もしてるんだと驚かされました。

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100周年の際に、PYで特集させていただいたのも記憶に新しいのですが、その際にひと言もミラーレスカメラの話なんて出ないわけです(当然)。101年目に、新マウント。これはぜひ後日インタビューさせていただかないとならないでしょう。そんなわけで、後日このあたりをじっくり特集させていただきます。ご期待ください!

» Nikon Z 7 SHOOTING REPORT Vol.1
» Nikon Z 7 SHOOTING REPORT Vol.2


( 2018.09.27 )