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キヤノンブース概況期待の新モデル「EOS R」のタッチ&トライに長蛇の列!

EOS Rを発表して間もないキヤノン。フォトキナでは毎回エントランスから最初に通過するエリアにブースを構えていますが、それは今年も同様。さぞかし人だかりが出来ているだろうと想像していましたが......案の定。記事の構成上、当然EOS Rをハンズオンしなければならないのですが、「な、並ぶの?」といった行列でした。はい、つべこべ言わずに並びましょう。
» イベントレポート(国内のイベントで同様の光景をみて既にお腹いっぱいであります)

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EOS Rのタッチアンドトライコーナー。ここに入るまでにかなりの時間並ぶことに。キヤノンといえばいつも白を基調としたブースというイメージでしたが、今年は真っ黒! そして掲げられるスローガンは「CAPTURE THE FUTURE」。ニコンも似たスローガンでしたが、これまで一眼レフシステムをデジタルに置き換え、そしてその可能性と性能・商品性を磨き込んできた自負から、こんなスローガンになるのでしょう。ここからミラーレスカメラにアプローチするならば......熱烈期待。ぜひともガンガンやっていただいて楽しませて欲しいですね。

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並ぶこと数十分。やっと実機の前にたどり着きました。この間のイベントでも同じ事を感じましたが、手にした瞬間に「あ、EOSだ」となるから不思議! こちらはRF24-105mm F4L IS USMとのセット。おそらく最も汎用性に富むセットですが、ボディのみ、本レンズとセット、F2通し標準ズームのRF28-70mm F2L USM、RF50mm F1.2L USM、RF35mm F1.8 マクロ IS STM......どのセットが一番売れるのでしょうか?? ちょっと予想が付かないですね。

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いや、いいですよ。この組み合わせ。自分ならこの組み合わせかな。テレ端が105mmというのが使いでがあってよい。しかし、RF28-70mm F2L USMもRF50mm F1.2Lも魔力あって欲しくなりますけどね。

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ボディの写真を撮るなら、代わってくれ......と最後まで言われる前に(笑)、お次の方へバトンタッチ。ソーリーソーリーといいつつ破顔、セリフと表情がまったくあってないお次の方。「イイネ! でもちょっとヘヴィ」「ほんとですか? 私には軽く感じますが」「たしかに軽いんだけど、もっと軽いといいのに!」なんて会話を。ちょっと気持ちがわかるなあ。筆者も老眼が入ってきて(しかも近視に乱視)、深度の浅い大口径レンズなんて光学ファインダーで最早ピントを確かめるのは厳しくなったり。昔は大判カメラを2台担いで山の中に入ったりしたものですが、流石にも〜キツイ。ミラーレスカメラとは、実は非力な方や、お年を召した方にとっての救世主的な面があったりするんですよね。

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布が舞ってるのをファインダーで覗き、連写。ファインダーがブラックアウトしないのに感心。そして覗き込んだときに拡がる世界に「おお〜」と。これは光学ファインダーだけの世界だと思っていたのですが......ちょっと寂しくも嬉しくもある。

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こちら、RF35mm F1.8 マクロ IS STM。これを普段の持ち歩きというのもコンパクトで寄れて、よいですね!

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こちら、RF50mm F1.2L。ファインダーを覗いたときの画が猛烈に美しい! そんなの文面で見たってわかりませんよねえ。

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じゃじゃん! PHOTO YODOBASHI SHOOTING REPORT! 猛烈に掟破りですみません。そして取材用カメラがSONYです。キヤノンもニコンもミラーレスカメラ出すから、この2社用の取材カメラにSONYが持ち出せなくなってしまった......。しかしなんと美しいボケ味でしょう。もちろん液晶画面を見ての話なので、実際の画像を見ない限り何とも申しようがありませんが、ともかく美しい描写です。

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RF50mm F1.2Lを構えるとこんな雰囲気です。各レンズのデモ機が用意されているのですが、外のエリアで一旦並び、ある程度人数調整されてタッチアンドトライのコーナーに数人ずつで入ります。やはりRF50mm F1.2LとRF28-70mm F2L USMがマウントされたボディが人気で、そこで再び待たされます。みんな掴んだら離さない! OhだのWowだのGodだの、ほぼセリフは決まっておりました(笑)

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はい、RF28-70mm F2L USMです。デモ機はひょっとするとこれ1台だけだったかもしれません。※他のセクションにあるかもしれませんが。大きく見えるでしょう? もちろん決して小さくはありません。

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手にするとこんな雰囲気です。ボディがそもそも小さいですから。ただ一眼レフ用に同じスペックだと本当に漫画みたいな感じになるのだろうなあと思います。

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構えるとこんな雰囲気です。私の前で30分は触っておられた方です。お気持ちはわかりますのでお気遣いなく。

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SHOOTING REPORTは......編集長にボツにされるやつです。「特長何も写ってない、撮り直し!」と。実はスタッフさんが何人も居て、まさかの最短付近にカメラを置き、撮影はできませんでした。記者魂が足りず申し訳ございません。写りは開放から実によく写って、開放F2.8のズームとはぼけ量の関係からひと味違う画が撮れます。ん〜これは欲しいかも。

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会場全体としては、大きくはEOS Rと、一眼のEOS、シネマなどの映像、コンパクト、プリント、プレゼンテーションといった構成。

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面白かったのが、バイクをひたすらメンテする青年のブース。ここに映像やスチルのカメラを向けてタッチアンドトライという。全般的にカテゴリ毎のタッチアンドトライコーナーが設けられていて、従来の製品がざっと陳列される印象とは異なった雰囲気です。ちなみに、メンテしていたガソリンタンクからガソリンが漏れていて、お兄さんにガスが漏れてるよといったら、大丈夫ちゃんとメンテするからとニッコリ。100点!

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超望遠体験コーナーには、シネマ用カメラも。キヤノンはこの分野でも積極的に商品展開を行っており、プロユースの世界で活躍しています。撮れないけど欲しい......シネマ用機材はともかくカッコよいのです!

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今回の展示はプリントと作品のスペースがかなり割かれていたように思います。プリンターもキヤノン製品は実に充実していて、出力関連サービスもいろいろと揃っています。前回のフォトキナと同様ですが、入力から出力まで、写真の楽しさを伝えるブース構成となっています。前回と比べれば映像にかなり力の入ったブース構成となり、さらに期待の新星EOS Rと、ともかくブース全体に活気が満ちあふれていました。EOS Rの実機テスト楽しみで仕方がありません!

( 2018.09.27 )