ZEISS ブース概況総合光学機器メーカーとして幅広いラインナップを展示

コーポレートアイデンティティ(CI)である白を基調とした開放感溢れるツァイスのブース。鮮やかなブルーのロゴがよく映えます。総合光学機器メーカらしく、写真用だけでもOtus・Milvus・Batis・Touit・Loxia...等々各シリーズのレンズをはじめとして、シネ用レンズや双眼鏡なども含めツァイスの幅広い製品をタッチアンドトライできるコーナーがブースの中央に設置されていました。


さすが、光学機器メーカーのトップブランドというべきでしょうか。タッチアンドトライのコーナーでは、終始人だかりが絶えず、皆熱心にレンズの描写や操作感などを確かめていました。


ガラスケースに並ぶ製品群。OtusやMilvusのカットモデルはCP+でもお馴染みですよね。総金属製のレンズ鏡胴やメカニズムの美しさは見入ってしまいます。


究極を謳うOtus 1.4/85。高画素機Canon EOS 5Ds Rでの作例が展示されていました。こちらの写真をクリックしていただくと左目付近をクローズアップしますが、瞳の中をここまで写しとる光学性能は肉眼を遥かに超える次元へと到達したように感じさせます。



お馴染み(?)となりつつあるレンズドーム。銘板はOtus1.4/85となっていました。


内部はMilvusシリーズすべてのレンズやツァイスの歴史を物語る展示。顕微鏡やアポロ計画で使われたスペースカメラも。


シネレンズ

写真用機材のメーカーでも参入が相次いでいるシネ用レンズ。ツァイスはそのパイオニアとして複数のシリーズを展開しており、気合いの入った展示が行われていました。


シネ用レンズのカットモデル。写真用レンズよりも高耐久なのでしょうか、各部品の肉厚がありますね。



野鳥観察などでお馴染みのフィールドスコープ。双眼鏡と併せて様々な用途に向けた製品を多数ラインナップしています。


こちらはiPhone 6/6 plus/6s/6s plusに対応した「ExoLens」。銘板にはZEISSのコンバーターレンズに使われる「Mutar」の表記がされていました。スマートフォンに装着するコンバーターレンズは、多数市場に出ていますが、ZEISSのものは光学製品のトップブランドのプライドを感じさせる、本気度の高い製品となっていました。写真のものは0.6倍となり、iPhoneのカメラでフルサイズ換算18mm相当の超広角レンズとして使えます。

光軸の狂いが出ないよう高精度のアルミ製ブラケットでiPhoneとレンズをしっかりと連結します。レンズを装着するブラケットには、レンズの装着はねじ込み式のマウントが採用され、他の倍率のレンズに交換できるようシステム化されています。レンズ鏡胴のデザインは、Otus・Milvus・Batis等最新のZEISSレンズと統一されたもの。もちろんお馴染みのロゴも。

( 2016.09.24 )