SONYブース概況 / スチルからムービーまで、広がりを見せる「α」の世界。

昨今リリースされている製品群を見ても、今いちばん元気なメーカーのひとつがソニーではないかと思います。フォトキナ会場でソニーブースに足を運べば、まず強い印象を受けるのは「α」というブランド。Aマウントの一眼レフカメラを中心としたαの世界はEマウントにも広がり、スチルだけでなくムービーも含めて多様な製品に広がりを続けています。鮮やかなオレンジ色の旗が掲げられてから8年間、ソニーの持つ技術力がひとつひとつ形となって確かな世界観が生まれてきました。αの今、そして描かれる未来はどのようなものなのでしょうか。

進化を続けるAマウント/Eマウント

やはり中心となるのはレンズ交換式デジタルカメラ。スペースもスタッフもしっかりと割かれ、熱心な来場者の質問に答えるスタッフの姿が印象的でした。α7の登場によってフルサイズ対応となるFEレンズが続々と登場し、Eマウントの今後の展開は一番気になるところ。Eマウント関連製品については気になる製品が色々とありましたので、別途まとめてお届けすることにします。

Aマウントの製品にもたくさんの人が集まっていました。マウントを統合していく可能性も想像していましたが、ブースの様子を見るとまったくそのような雰囲気はありませんね。メーカーもユーザーも、Aマウントの資産や魅力を存分に理解しているのだと思います。生まれたばかりのFEレンズを優先的に拡充していますが、AとEの2つのマウントを以って「αマウント」ということでしょう。Aマウントレンズはアダプタを介してEマウント製品で使うことができ、選択肢はより重層的になってきています。

会場に華を添えるモデルの方は、カメラやレンズの性能を測る大切な被写体でもあります。発色や質感、ディテールの解像などがわかりやすい衣装ですね。

自由な発想が、新しい世界をつくる

その登場だけで大変にインパクトのあったレンズスタイルカメラですが、さらなる進化を遂げたモデルが発表されました。「QX1」となる本モデルはレンズスタイルのEマウント。レンズを持たないマウントだけのカメラですから、一体どういったカテゴリで表現するべきでしょうか。モニタとしてどんなデバイスを選ぶか、何をレンズに選ぶか、使いかたはユーザー次第。ある意味で、最も自由な使いかたができるカメラかもしれません。

このサイズにAPS-Cセンサーを搭載したということが、まず驚きですよね。Eマウントレンズは充実したラインナップになっていますし、写りの良さは想像に難くありません。スマートフォンに接続しての動作も以前よりキビキビとした印象で、使い勝手は増していると思います。昨今のスマートフォンは画面も大きく高精細化していますから、組み合わせによってはまるで中判や大判のカメラのような感じで、むしろリッチなスクリーンで撮影できることになります。

アダプタを介してAマウントのレンズを付けたデモもありました。笑ってしまうほど大げさな印象ですが、こんな使い方も面白いですよね。Eマウントは様々なレンズを楽しめるマウントですから、レンズグルメの方にも見逃せないデバイスとなるでしょう。レンズ選び放題のセンサーユニットだと考えれば、その可能性は無限大。QX1をベースに、自分でカメラをしつらえてしまうのはどうでしょうか。

こちらは高倍率モデルとなるQX30。35mm判換算で25〜700mm相当の画角ということですから驚異的ですよね。旅に出かける時にこれひとつ鞄に忍ばせておいて、心の動いた風景に出会ったらスマートフォンを使って撮影する。望遠域はもちろん広角側もかなり広い画角を使えるので、幅広いシーンに対応できるはずです。レンズスタイルカメラもラインナップが膨らみ、使い方に合わせた選択ができるようになります。

αシリーズの魅力を伝えるダイナミックな展示

動きの大きなパフォーマンスが、ブースの雰囲気を盛り上げます。こちらはBMXのパフォーマンス。クルクルと立ちまわる素早い動きや予想もつかないアクションは、スピーディなαシリーズのAF性能・連写性能を試すにはぴったりです。当然パフォーマンスの周囲には観衆が並び、思い思いに撮影を楽しんでいました。

視点を変えると、実はこんなセットになっています。パフォーマーがアクションカムを装着していて、ライブ映像がモニタに表示されるという仕組み。使ってみるまではわかりにくいアクションカムの面白さが、一見して伝わる面白い展示ですね。パフォーマーの方のようにBMXを操作できるようになるのは簡単ではありませんが、アクションカムで映像を撮れば見る側は疑似体験ができます。ムービーのパワーは、こういうところにありますね。

こちらがそのアクションカム「HDR-AS100V」。オプションも充実していますから、自転車やスケートボード、スノースポーツやマリンスポーツ、ドライブなど、アクティビティの感動をシェアするには欠かせないデバイスだと思います。

スチルに留まらない幅広い製品群は、ソニーというメーカーの強みでしょう。モーションピクチャーカメラと題したブースでは、エキストラがセットの中で演技を続けており、複数のムービーカメラが据え付けられて撮影を試せるようになっていました。同時に各カメラの撮影内容がモニタで表示され、遠目にもその様子を見ることができます。撮影から編集、上映や視聴まで、4K対応機器を揃えているソニーだからこそ示せる世界ですね。

高画質化が進む映像の世界も、ソニーのフォローする世界です。業務用製品があればこそ、一般の人々が手にする製品にもその技術が反映されるわけです。センサーそのものを作ることができ、光学機器設計のノウハウを蓄積し、プロセッサやソフトウェア開発においては言わずもがな。総合的な技術力と、挑戦的な製品を世に生み出せるメーカーであればこそ、「α」の世界が切り拓かれてきたのだと思います。今後も目が離せませんね。




ホーム ソニー カメラ レンズ

( 2014.09.20 )




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