FUJIFILMブース概況 / 総合写真メーカーとして、機材だけでなく楽しみ方も幅広く提案
広大なスペースを確保したフジフィルムのブース。カメラはXシリーズのみでしたが、フィルムメーカーでもあることから、機材だけではなくアウトプットについても幅広く展開しています。他社が写真を映像で見せたり、派手な演出をしていたのに対し、フジフィルムは「紙にプリントして楽しもうようよ！」と言っているように感じます。では各コーナーを見ていきましょう。
2010年代に入りアジアからブームが始まったinstax mini（＝チェキ）。デジタル全盛の今、あえてアナログなものもいいですよね。まずは体験。来場者がその場で試写できるコーナーも用意されていました。
写真がデジタル時代になって、モニターでの鑑賞が増え、昔ほどアルバムに貼らなくなりましたね。しかし、プリントした写真をレイアウトしてアルバムに並べるというのは、撮った写真をより深く楽しむことなのかもしれません。昔のように、アルバムを囲んで人が集まる。フジフイルムはその大切さを現代的にアレンジして提案しています。
デジタル時代ではアルバムもフォトブックとなり、1冊からオリジナルの写真集を気軽に印刷・製本することができます。イベントや旅行ごとに作ったり、作ったものをプレゼントしたりと、写真は人と人との繋がりを深めてくれるものなんだと、改めて気づかされます。
フジフイルムが直営で原宿に展開している「WONDER PHOTO SHOP」のコンセプトそのままに。「スマートフォン時代の新しい写真店」をブース内に展開。
新たに開発されたWonder Print Stationの端末でフォトブックやコラージュして気軽にプリント。来場者自らタッチパネル操作で思い思いのプリントを出力していました。
そしてお待ちかねのXシリーズ。ブース全体の半分近いスペースを使い、体験コーナーからメンテナスサービスなど来場者が嬉しいコーナーを用意。たいへん賑わっていました。Xシリーズのラインナップの展示も壮観ですよね。
こちらは先日発売となったX30。X20のクラシカルなデザインから少し精悍さが増したイメージですね。より道具感が増して撮る気にさせるデザインだと思います。X20からの最大の変更点は光学ファインダーが廃され、新たにEVFが搭載されたこと。ファインダーで見たままに撮れるということは、より直感的に撮影できるということ。またレンズ鏡胴の基部には、コントロールリングが新設されています。Xシリーズの新製品のレポートは別途詳しくお届けしたいと思います！
こちらはX-T1に追加されたグラファイトシルバー。来場者にもたいへん人気で、タッチ＆トライコーナーでは列ができてなかなか触れなかったほどでした。
X100も三代目の「X100T」が登場しました。光学式とEVFを組み合わせたハイブリット式ファインダーをさらに多機能化しています。
Xマウント向けのレンズは、新製品のXF56mm F1.2 R APDやXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRをカットモデルで詳しく説明しながら展示されていました。
Xシリーズも製品だけではなく、X-Photographersのギャラリーも機材コーナーと同じくらいの面積が使われていました。
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( 2014.09.21 )
