ハッセルブラッドといえば、かつてVシステムを持っていないとプロではないなんて言われてきた中判カメラの世界で著名なメーカーです。しかし、いまではフイルムカメラのほうはモデルが無くなり、中判デジタルカメラが主となるメーカーです。・・・おもしろいモデルを並べていると聞いて、どれどれと見に行ってみると、なんとソニーEマウントボディのデジタルカメラがそこにありました。

( 写真:A.INDEN / 文:K )

その名も「Lunar」。ハッセルブラッドのカメラが月に持ち込まれて、ちょうど50年になるということでつけられた名前だそうです。トップカバーやボディ部、グリップなどの仕上げを、オーダー時に色々と選べるようなシステムだそうです。

EVFの存在を見ると、ベースはNEX-7かな??と思われます。

こちらはボディ前面がポプラでしょうか?グリップはカーボンのようです。仕上げはハンドメイド的で、一品もののような香りがプンプンします。

今回コンセプトモデルとしての展示だったようですが、ほぼほぼこの形でリリースされる模様です。予価は5,000ユーロあたりとのことですが、納得行く自分だけのものを欲する人へ向けたカメラといった印象。ちなみに、ハッセルブラッドが他社と協業でカメラをリリースするのは何も今回が初めてではなく、たとえば35mmフイルム2コマ分を使って実現する、フジフイルムのTX-1/TX-2というカメラがかつて存在していましたが、海外ではハッセルブラッドのカメラとしてリリースされていました。しかし、買う買わないはともかく、いろんな選択肢があるのはよいことですよね。