レンズ界の雄、カール・ツァイスもいまや様々なマウントやカメラにレンズを供給。今回新たに幾つか意欲的なレンズを開発発表。どのレンズも発売が待ち遠しい魅力的なレンズばかりです。準備が整い次第、順次実写レビューを行っていきたいと考えています。ぜひお楽しみに!

( 写真:A.INDEN / 文:K )

フジフイルムのXFマウントと、SONY Eマウントに何とカール・ツァイスからレンズが発表されました。X-Pro1にマウントされているのは「Distagon T* 2,8/12」、NEX-7にマウントされているのは「Planar T* 1,8/32」。どちらも大変魅力あるスペックで、しかもあのツァイスのレンズです。両マウントのカメラをお持ちの方は今から待ち遠しいのではないでしょうか。

Nikon D800にマウントされるのは、「Distagon T* 1,4/55」です。キヤノンEFマウント用、ニコンFマウント用レンズが用意される予定。レンズに表記されたペイントの色を見て「あれ?」と思われた方は、映像分野にお詳しい方だと思います。そうです、映像の世界で、このイエローに表記された文字が載ったレンズは最も優れた製品を意味しますよね。これは今から本当に楽しみなレンズです。しかし、標準付近でDistagonとのレンズ名。レンズ構成がDistagonと呼ばれる構成だからこそだと思いますが、このあたりも妥協無き高画質追求の雰囲気を感じます。

もう一点、「Apo Sonnar T* 2/135」が登場。キヤノンEFマウントおよびニコンFマウント用が用意される予定になっています。新たにアポクロマートレンズを採用し、色収差を極限まで低減したそうです。こちらも今から楽しみなレンズですね。