オープンマウントであるフォーサーズ/マイクロフォーサーズで、パナソニックはこれまで精力的にモデルをリリース。今回同社のマイクロフォーサーズのフラッグシップと位置づける「DMC-GH3」がリリースされました。有効画素数、約1600万画素のDigital Live MOSセンサーが新たに搭載され、画像処理エンジンも改良された模様です。結果として最高感度はISO12800に。ボディはマグネシウム製となり、この度防塵防滴仕様となりました。その他、コントラストAFの処理速度を向上させ、有機ELとなった背面の液晶モニターとともにフルエリアのタッチパネルAFを実現。なお、EVFも有機ELとなった模様です。オプションで縦位置グリップを用意するあたり、かなり力が入ったモデルに。・・・これを書き忘れてはいけない、センサーのローパスフィルターを新開発し、解像力を高めたとのこと。このあたり、どの程度画に効いてくるか、準備が整い次第、実写レビューにて検証したいと考えています。お楽しみに。

( 写真:A.INDEN / 文:K )

マイクロフォーサーズといえば、手軽かつ気軽なモデルが多い中、ずいぶんと本格的なボディ。さすがにフラッグシップというだけあります。片手でホールドできるサイズのカメラなのに、なんだか風格を感じます。操作系もよく練り込まれている印象で、撮り手の考えることをよくくんだ構成に。ちなみに背面モニターはバリアングルとなります。

オプションの縦位置グリップに、ライカMマウントアダプター&ライカレンズ。大変コンパクトなレンズですので、フラッグシップといえど極端に肥大化するわけではなく、マイクロフォーサーズの持ち味であるボディのコンパクトさが伝わるかと思います。

展示ブースでは、実機の数が少なかったこともあり、我々もなかなか触れなかった1台。あらたに発表済みである、35mm換算で70-200mm相当の画角となる「LUMIX G X 35-100mm F2.8 Power O.I.S」や、新しいレンズロードマップも発表。35mm換算で、85mm相当の開放F1.2レンズや、いわゆる「サンニッパ」と呼ばれる、300mm相当の開放F2.8のレンズがロードマップに追加。こちらも楽しみなトピックでした。