「I AM・・・」というキャッチコピーが至る所に飾られたニコンブース。大きなトピックはやはりD600。途切れること無く人の輪が常に2重3重になって大盛況のようでした。また、Android搭載でSNS等にシームレスにアクセスできるコンパクトデジタルカメラのリリースなど、ユーザーの裾野を拡げるモデルリリースが印象的でした。今回、D600開発経緯についてのインタビューも実施いたしました。現在記事作成中です。ぜひお楽しみに。

( 写真:A.INDEN / 文:K )

ニコンのDSLRを使い続けてきた皆さんにとって、D600の登場はなかなか感慨深いものがあるのではないでしょうか。マウント径が小さいのでフルサイズセンサーの搭載は無理だなんて言われていたのですが、D3でやっと実現、中級機D700の登場、その後驚きの画素数を持つD800/D800Eが登場し、そしてフルサイズセンサー搭載機の裾野を広げるD600の登場です。振り返ってみれば、もの凄く時間の流れの速いデジタルカメラの世界ですが、言ってみれば普及価格帯のフルサイズセンサー搭載機が遂に登場です。価格面で躊躇されていた皆さんにも、嬉しい一台ではないでしょうか。今回、早速「実写レビュー」をアップしています。リーズナブルだからといって画に不足無し。ぜひご覧ください。

ボディサイズはD7000を少し大きくした感じです。コンパクトですが、ファインダー視野率は100%だったり。このあたりニコンらしいカメラですね。

実写レビューに同様のことを書きましたが、D700の後継機というよりは、モデルヒエラルキーから鑑みるに、全く新しいモデルといえます。より多くの人達にフルサイズセンサーを搭載したカメラを届けることを目的としたカメラであり、これに当てはまる皆さん全てにおすすめのカメラ。

 

有効画素数1602万画素、使い勝手に富む25mm〜250mm相当の10倍ズーム搭載(手ブレ補正機構付)。Android&WiFi&GPSなどが搭載され、撮った画像をそのまま各種のSNSにアップできるという、まさに普段使い(?)にピッタリな一台。携帯電話やスマートフォンで撮影した画像をSNSにアップする方は大変多いのではないかと思いますが、どうしてもデジタルカメラのような高画質と操作性は望めません。このカメラならお持ちのスマートフォンなどでテザリングさえ行えば、デジタルカメラならではのクオリティで画像をアップできます。「スマートフォンでいいじゃん・・・」なんて思いそうなもの。しかし、そう思うほどに一度使ったら手放せなくなる気がしますね。使うか使わないかはともかく、カメラが日常生活にグッと溶け込んできたことを印象づける1台。つい10年前ほどを思い浮かべてみると、そんなにシャッターを切る機会なんてなかったような気がしますよね。