PHOTO YODOBASHI

木下光学研究所 昭和テイストの描写を求めて

写真は「KISTAR55mmF1.2」をX-Pro2につけて撮影したもの。開放でのオールドレンズのようなとろける描写や被写体にした「KISTAR85mmF1.4」のフォルムがヤシカコンタックスを思い浮かばせます。そしてマウントはヤシカコンタックス。どうして...? 実は木下光学研究所の創業者は、ヤシカコンタックスレンズを製作していた富岡製作所の光学設計者で銘レンズ「TOMINON55mmF1.2」の生みの親。そして昭和テイストのレンズを求めてトミノンを復刻させたのが「KISTAR55mmF1.2」。もとのM42マウントではデジタルカメラに対応できなかったため、ヤシカコンタックスマウントを採用し、それに合わせてフォルムもプラナー風にしたそうです。なんとなく理解できましたか。ブースでは様々なマウントが用意されています。昭和テイストとはどういうものか試写してみてはいかがですか。

( 2018.03.02 )