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京立電機株式会社 アクティブアラインメント調芯機

例えばスマートフォンのレンズ。こんな小径のものなんて交換レンズでは見かけないと思いますが、ちょっとでも芯が偏っていたら大変なことになるわけです。また、そのレンズに対してセンサーがまっすぐ面していなかったらこれもアウトです。そうした検査を短時間で効率的に行える機器が、京立電機の「アクティブアラインメント調芯機」なのです。最近特にニーズが高まっているのが、スマホの他、車載カメラやドローンなどに多く搭載される小型デジタルカメラの検査機器とのこと。その生産数たるや想像もできませんが、こうした高度な測定なしでは歩留まりや品質の向上なんて夢物語。スピードが求められる現代においてはメーカーも立ち行かなくなるでしょうし、私たちが当たり前のように気持ちよく使うこともできなくなるわけです。他にもコリメーターヤシャッターテスターなどもありましたが、このあたりのカラクリは大きく変わっておらず、懐かしさも感じましたね。実際、デジタルになってから増えた検査はとにかく多いとのことですが、感覚でしかものを語れない私にとってはこういった「ザ・テスター」のような会社の存在はもう有難いなんてものではありません。そんな職人的機器の数々はみているだけでもカッコイイ!ぜひご覧ください。

( 2018.03.02 )