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成熟の3世代目「α7 III」誕生

一言でその進化を表すなら、先に登場したα7R IIIと似たアップデートです。3世代目となるα7シリーズの標準モデルも、α9に準拠した内容が盛り込まれました。メーカーとしては「できる限りドラスティックなモデルチェンジを・・」という気持ちもありつつ、タイムリーにいま盛り込めるものをできる限り盛り込み製品を磨きこんで届けたい、常にその両方が想いとしてあるでしょう。しかしα7 IIIは、ある種このどちらにも当てはまらないかもしれません。α9とα7R IIIを言ってみれば"土台"とすることで、確実に一つ次元の上がったカメラに仕上がっています。画素数こそ変わらないものの、裏面照射型の新開発CMOSセンサーを搭載し、AFや操作性、デュアルスロット、大容量バッテリーの採用など、α9とα7R IIIからのフィードバックを受けて「これで標準モデル!」なのです。スペック全体をあらためて眺め、デジタル一眼レフまで含めてα7 IIIと比較してみれば、かなりハイレベルなモデルであることがわかります。つまり「標準モデルの次元を上げたカメラ」。それがα7 IIIです。これさえ手元にあれば、おおよそのニーズは満たせるでしょう。完成度高し!

( 2018.03.01 )