普段は見ることができないカットモデルや分解展示に萌える

CP+の会場では、さまざまなメーカーがレンズやカメラボディのカットモデルや分解展示をしています。製品の中身というのはなかなか見る機会のないもので、そのメカメカしい姿を眺めるのも、こういったイベントならではの楽しみのひとつではないでしょうか。カットモデルというだけでわくわくしてしまう筆者が、今回のCP+取材で見てきたカットモデルの一部をご紹介します。みなさんも現地に足を運び、ぜひ実物をご覧になってみて下さい。

ソニーブースに展示されているα99 IIのカットモデル。レンズを装着した状態でのカットモデルは、より萌えポイントが高いと思いませんか?

ペンタックスブースにもありました! こちらは最新モデルPENTAX KPのカットモデルです。小さいボディのなかに必要なものがぎっしりと詰まっているのがわかります。

こちらはカットモデルではありませんが、最近ではめっきり見ることも少なくなったスケルトンモデル。カットモデル同様にPENTAX KPです。カットモデル、スケルトンモデルの両方を展示するとは、本製品へのペンタックスの自信のほどがうかがえます。

ほぼすべてのレンズがカットモデルとともに展示されているブースがあります。金属製の鏡胴のため、その素材感もカットモデルに最適。とにかく造形が細かく、見惚れてしまいます。こちらのブースでお話しを伺うと、これらのカットモデルは組み上げられた製品の状態でカットし、なんとカット後にわざわざバラして細かな切りくずなどをすべて取り除き、清掃をしてからあらためて組み直すんだそうです。それだけ手間のかけられたカットモデルなのかと思うとますます嬉しくなりますね。どのメーカーかはぜひ現地に行ってご確認ください。

タムロンでは2月23日に発売となったばかりのSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2のカットモデルが展示されています。ズームレンズならではのレンズ構成が堪能できます。新製品というだけあってしっかりと中を見せてくるあたり、相当な自信作なのではないでしょうか。その描写にも期待してしまいますね。もちろんタムロンブースでは本レンズのタッチ&トライも可能です。

こちらはパナソニックブースの新モデル、GH5の分解展示です。カットモデル以上にカメラ本体の中がどうなっているのかしっかりとわかりますね。本製品はパナソニックブースのタッチ&トライコーナーで実際に手に取ることができますので、一瞬のシャッターチャンスを捉えることができる6K PHOTO、4K PHOTOの世界をぜひ堪能してみてください。

こちらはニコンブースで参考出品として展示されていた、100周年記念モデル「NIKKOR 70-200E 100TH ANNIVERSARY EDITION」のレンズ構成(実物)です。18群22枚という贅沢なレンズ構成ですから、実際に硝材がこうして並べてあるとうっとりしますね。繊細かつ豊潤な写りをする新しいAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR。プレゼンテーションカウンターでは、もちろん本レンズも体験できますので、ぜひニコンブースへも足を運んでみて下さい。

こちらはキヤノンブースのEF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×の分解展示です。1.4倍エクステンダーを内蔵し、200〜560mm(35mm判換算)の幅広いズーム領域をカバーする本レンズは、なんと20群25枚、内蔵エクステンダー使用時は24群33枚という猛烈なレンズ構成。硝材の枚数が多いので、それを組み付けるパーツの数もなんと多いこと! こういったイベントでしか見ることのできない展示ですから、ぜひ実物をご覧になってみることをオススメします。

( 2017.02.25 )