最新モデルをはじめ、多くの製品を試せる体験型のペンタックスブース

ペンタックスKシリーズおよびGRのカメラコーナーとTHETAがブースの大半を占め、その他双眼鏡やスポッティングスコープ、ギャラリー、ワークショップ等のスペースが用意されていたペンタックス・リコーブース。毎回印象深いのはカメラのカラーバリエーションの展示。今回はそれもなく落ち着いた雰囲気でした。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



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人気はCP+ 2017開幕日(2月23日)に発売となったKPタッチアンドトライコーナー。K-1に匹敵するスペックを備えたAPS-C機という意欲作だけあって、スタッフの皆さんも来場者に熱の入った解説を行っていました。手にした印象は、ぎゅっと凝縮感のあるボディでカメラらしいカメラ。コンパクトで高感度特性が高く、これ1台で様々なシーンに対応できそうです。小さな単焦点レンズをマウントしたいですね。

同社のカメラが多数並んだコーナー。中判デジタルの新機種が他社からもリリースされていますが、645Zは発売からしばらく経過したものの、セールスは好調とのこと。やはり早い段階でシステムを展開している余裕を感じさせます。

GRIIは発売から1年半が経過し、APS-C化されたGRから数えると今年の5月で早いもので4年となります。今回新しいモデルの登場はありませんでしたが、「III」となるモデルの開発は行っているとのこと。楽しみにしていてほしいとのことでした。

CP+直前に発表された「D FA★50mmF1.4」。ガラスケース内で展示されていたのは、まだレンズの入っていない外観だけのモックアップレベルだが、開発は進んでいるようです。レンズの大きさからして従来のダブルガウス型ではなく、流行のレトロフォーカスタイプ(より複雑なレンズ構成)となるようで、現代的な「標準レンズ」となりそうです。


THETAコーナーはタッチアンドトライのほか、ギャラリーも用意されていましたた。タブレットで全天球画像を自由に動かして見ることができ、実際に体験したことのなかった来場者は楽しそうに試していました。

K-1のホットシューに着けられたTHETA。なんだかツノみたいですね(笑)。これはTHETAとK-1を組みあわせ、全天球画像の中に動画や高解像のフレームを合成する技術の展示でした。

モニターの静止画はTHETAの画像(全天球なので、モニターに映っている外側も写っています)、真ん中の大きな赤色の破線の枠はムービー、黄色の破線はより解像度の高いK-1で撮影。それらを組み合わせてひとつの映像として表示しています。まだ技術的な探求のようですが、将来こういった技術が役立つ時が来るのかもしれません。


ブース内ではやや寂しい場所にありましたが、ペンタックスの双眼鏡・スポッティングスコープはよい製品が揃っています。ぜひ手に取ってみてください。

( 2017.02.24 )