100周年記念の貴重な展示が堪能できるニコンブース

ニコンは2017年7月に創立100周年を迎えます。ニコンブースは新製品という面では華やかさに欠ける部分もありますが、ニコンが培ってきた写真映像関連の技術、そして写真映像文化への情熱がたっぷりと感じられる構成になっています。100周年記念コーナー、360度映像体験コーナー(キーミッション)、そしてプレゼンテーションカウンター(タッチ&トライ)、そしてフォトギャラリー、左右にステージがひとつずつという構成となっており、見て、触って、そして実際にニコンのカメラ、レンズで作品制作を行っているプロフェッショナルの話しを聞き、ニコンの製品をじっくりと体験できます。多くのニコンファンで賑わうブースを堪能してきましたので、さっそくレポートをお届けしたいと思います。

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2016年11月に発売が開始されたD5600。DXフォーマットの新モデルにも触れることができました。カウンター内のニコンの方々はとても親切で、試したいレンズなどにもすぐに対応してくれます。タッチシャッター&バリアングルの液晶モニターを搭載したD5600は、とにかく何もかもがシャキシャキと動き、そのシャッター音も手伝って、とても気持ちよく操作できました。小さくて軽いうえ、ミラーレス機のようにライブビュー撮影でのタッチシャッターも使用できるので、一眼レフを持つのが初めてという人にもぜひおすすめしたいモデルです。Wi-Fiはもちろん、Bluetooth、NFCも搭載していますので、スマートフォンやプリンタとの連携もラクに行えるのも魅力です。


プレゼンテーションカウンターでは、さまざまなニコンの製品を手に取って試すことができます。新しいレンズはもちろんのこと、超望遠レンズの体験カウンターも設置されているので、気になる製品がある方はぜひこの機会にあれこれ触ってみて下さい。


参考出品として展示されている、高性能レンズ保護フィルターには多くの人が注目していました。研磨制度をアップし、超低反射のフィルターガラスはニュートンリング1本以下という驚くべき平面性。67mm(7,000円前後)から95mm(20,000円前後)までをラインナップ予定で、2017年夏頃の発売を予定しています。最新の高性能レンズには必携のフィルターとなりそうです。ニコンダイレクト、各写真用品店での販売を予定しているとのことです。


100周年記念コーナーでは、これまでのニコンの歩みが分かる年表に、名機ニコンFなどの実機展示があります。

参考出品ではありますが、100周年記念モデルの展示がありました。フラッグシップ機D5、D500に、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIの大三元のセットという夢のような記念モデル。各製品は専用のケースが用意され、100周年のロゴが入っていました。発売日など詳細は現在は発表されていませんが、期待が膨らみますね。


実は、ニコンはカメラ、レンズなどの製品のほかに"望遠鏡ゾーン"という別のブースがあり、ニコンスポーツオプティクスの双眼鏡、単眼鏡、フィールドスコープ、顕微鏡が展示されています。天体観測やスポーツ観戦など、目的別に各製品が分けられており、もちろん実機に触れることができます。ここにあった小型の「ファーブル ミニ」という顕微鏡をぜひ皆さまにも見て頂きたい! 小さくて子どもでも使えるシンプルな作り、屋外でも使えるウォーターレジスタント仕様で、ヘッドが180度回転するので自由なアングルでさまざまな観察ができるんだそうです。外に出て木の肌や水辺の観察をしてみたい!

( 2017.02.24 )