PENTAX KP

CP+ 2017開催初日の2月23日が発売日となったPENTAX KP、ペンタックス・リコーブースではK-1やK-70と一緒に実機を手にできるとあって、多くの人で賑わっていました。KPはAPS-Cセンサーを搭載した以外ではハイエンド機となるK-1に匹敵する性能を持つハイスペック機。ラインナップではK-3IIとK-70の間を埋めるモデル。スタッフの方によれば「APS-Cセンサーのフラッグシップモデルではない」とのことでしたが、APS-Cの24MPセンサーといえば、フルサイズセンサーの50MP機に匹敵する密度で、ISO 819200の最高感度は驚くべきスペック。ペンタックス自慢の視野率100%の光学ファインダー、強力な5軸手ぶれ補正、防塵防滴・耐寒性能など、抜け目ない仕様はハイエンド機に迫るものです。

ショーウィンドウ内に展示されたKP。先に発売されたK-70と比べるとボディサイズはやや大柄で、スタイルもK-1に通じる骨太なデザイン。今回キットモデルは用意されていませんが、マウントされている20-40mmのLimitedレンズがデザインやサイズ的にもよく似合うものになっています。

昨年のCP+では注目度の高いK-1の登場により長い行列となっていましたが、今年はそれよりは列も短めで、KPをじっくり楽しんでいる方も多かったようです。写真左下にあるのはKPのグリップ。標準装備のSサイズのほか、Mサイズ、Lサイズの握り心地も試せるようになっていました。

こちらは5軸手ぶれ補正のデモ。高感度性能と合わせると、シーンやレンズを問わず撮影に挑めますよね。またペンタックスのカメラのすごいところは、この手ぶれ補正ユニットを活用してより解像度の高い撮影が行える「リアル・レゾリューション・システム」やローパスフィルターの効きをシミュレーションする「ローパスセレクター」、内蔵のGPSと連動し天体を追尾する「アストロトレーサー」など、手ぶれ補正だけで終わらず他の機能にうまく繋げ、最大限の活用をしているところでしょうか。

こちらはKPのカットモデル。こういったものを見られるのもCP+の楽しいところですよね。

こちらはクリアモデル。マグネシウムボディを透明なプラスチックに置き換えています。
フォトヨドバシではPENTAX KPの実写レビューを間もなく公開する予定でいます。どうぞお楽しみに!

( 2017.02.24 )